農家の嫁の日記

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zoom RSS 大切な、花。 (R-18) 6

<<   作成日時 : 2015/05/21 01:44   >>

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 皆さまこんばんは! 農家の嫁です。
 ひたすら濡れ場が続いておりますので、R-18,の文字はつけさせて頂きました(^^;
 でも、あんまりエロくない展開……。はずしてもいいぐらいかもしれません(^^;

 ハヤブサさん×シュバルツさん。シュバルツさん受けの、モブ要素あります。
 苦手な方はご注意を〜。楽しめる方は楽しんで行ってくださいね〜。

 そして、気持ち玉のクリックも本当にありがとうございます(*^^*)
 また、今日も1日頑張れそうです!

 では、読める方は、続きよりどうぞ〜





















(違う……! 私は喜んでなどいない……! 感じてなんか――――!)

「あっ!!」

 なのに時折、肌の上を滑る指が、敏感な所に触れてくるから――――望まぬ反応を返してしまう。
「……………」
 そのたびに、誰かから何かを言われ、またそこを優しく触られる。
「…………ッ! …………!」
 シュバルツはそれを、唇を噛みしめながら懸命に耐えた。

 聞きたくない。
 侮蔑の言葉なんか。

 触るな。
 浸食しようとするな。
 私を弄ばないでくれ――――!

「……………」

 耳元で誰かが何かを囁きながら、肌の上を蠢いていた指が、胸元から首、そして顎から唇へと滑って来る。その指は、しばらく唇を優しくなぞり続けていたかと思うと、口の中に侵入しようとしてきた。

 嫌だ……!
 挿入(はい)って来るな――――!
 触 る な ――――!!

 少し開いたシュバルツの唇に、その指はするりと入り込んでくる。シュバルツはそれに向かって、思いっきり噛みついた。

「――――ウッ!」

「――――!」
 耳慣れた声にシュバルツが驚いて振り向くと、自分を抱きしめていたハヤブサと視線があった。

「いいぞ。そのまま噛み千切っても……」

 そう言いながら、瞳に少し哀しげな色を湛えたハヤブサが、優しく微笑む。
「…………!」
 それでようやくシュバルツは、自分を抱きしめていたのはハヤブサなのだと、この指はハヤブサの物なのだと言う事を、思い出していた。
「あ…………!」
 慌ててシュバルツは、噛んでいた指を口の中から解放する。ハヤブサの指には歯型が深く刻まれて、そこから血が滲んで来ていた。
(何故……? 何故だ……? 私に触れてくれていたのは、ハヤブサだと分かっていたのに――――!)
 滲み出るハヤブサの血を見ながら、シュバルツは茫然とするしか無かった。

 自分を抱きしめているのは確かにハヤブサなのだと、シュバルツは、頭では理解していたつもりだった。
 なのに、いつの間にか、自分は分からなくなってしまっていた。肌の上を滑る指が、誰の物なのか。熱を持って触れてくるその唇が、誰の物なのか――――
 何故なのだろう。
 もう本当に、自分は壊れてしまっているのだろうか。
「……………」
 血が滴り落ちているハヤブサの指。
 治したい。
 癒したい。
 愛したいと願って、シュバルツはその指に向かって口を近づける。

 だが。

 好き者なんだろうよ!!
 穢れた存在――――
 お前の様なモノに、『操』を立てられても――――

「……………!」
 次々と浮かぶ自分を責める言葉に、シュバルツの動きは阻まれてしまう。

(駄目だ………)

 ハヤブサの指の前で震えていた唇は、再び固く引き結ばれ――――シュバルツは、その頭を垂れてしまった。

 駄目だ。
 私はハヤブサに触れられない。
 愛する資格もない………!

 最低だ。
 ろくに彼に身体を許す事も出来ない自分。
 このままではきっと――――自分は彼の『負担』にしかなれないだろう。

 それならばいっそ、自分をこのまま突き放して欲しい。
 ここで終わりにして欲しかった。
 彼にはもっと――――ふさわしい『人間』のパートナーが、いる筈なのだから。

「シュバルツ……」

 愛おしいヒトの頬に流れる哀しげな涙を拭いたくて――――ハヤブサは手を伸ばす。
 だがその頬に触れる直前に、シュバルツから声をかけられた。

「ハヤブサ………」

「どうした? シュバルツ……」
「…………」
 ハヤブサの問いに、一瞬唇を震わせる愛おしいヒト。それからしばらく何かに逡巡しているような仕種を見せたが、やがて、意を決したようにその口を開いた。

「………何をされたのか、話す……」

「―――――!」

「話すから………」

(話せば、これを終わりにしてくれるだろうか)
 乾いた心で、シュバルツは思った。

 こうして縛られる事も
 求められる事も
 好きだと言ってくれる事も――――

 お願いだ。
 もう止めてくれ。

 きっと 私は  モウ 壊レテ ル  カ ラ

「お願いだ……。少し、私から離れてくれ………」

(……………!)
 シュバルツのその言葉に、ハヤブサは胸をナイフで刺されたような衝撃を受ける。
 本当は、数瞬たりとも離れたくはない。
 ずっと愛おしいヒトを、この手の中に抱いていたい。
 だけど、離れた方が、シュバルツが話しやすいと言うのなら――――
「分かった……」
 ハヤブサは涙を飲んで、彼の言う事を聞いた。やっとの思いで彼から手を離し、少し後ろへと下がった。
 するとシュバルツの方からも距離を取られてしまうから、ハヤブサは本当に突っ伏して泣きそうになってしまう。だけど、彼の望みは聞かねばならぬと、ハヤブサは、必死に自分に言い聞かせていた。
「……離れたぞ? それで? お前は何をされたんだ?」
 泣きたい気持ちを押し隠して、ハヤブサはシュバルツに問いかける。
「――――――……………」
 まだ、尚も逡巡している様なシュバルツであったが、やがて意を決したのか、震えるその唇を開いた。

「く………口以外の、総ての場所を……舐められたり、触られたり、した………」

「口以外?」
 問うハヤブサに、シュバルツは少し無理やり作った笑顔を見せる。

「……猿轡を……噛まされていたから………口は、触れなかったのだろう………。そ……そして…………指……も、挿れられ………て………」

 嫌で嫌で仕方がなかった。
 なのに、自分の身体はその愛撫に『反応』してしまった。
 勃ち上がらせて愛液を滴らせ――――声を上げてしまった。

 それ故に――――『淫売』と『雌犬』と、罵られ、嘲笑された。

 だけどシュバルツは、その言葉による暴力を、どうしても言う事が出来なかった。
 この壊れかけたアンドロイドにも、僅かばかりの矜持が残っていたと言う事なのだろうか。
 そう考えると、妙に可笑しかった。

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