農家の嫁の日記

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当ブログでも発表している『キョウジ兄さんに捧げる物語』を小説同人誌にしました。手作り感満載ですが、興味ある方はどうぞ〜

災害で亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を捧げるとともに、心よりのお見舞いを申し上げます。
がんばれ日本!!

zoom RSS 大切な、花。 (R−18) 素案小説2

<<   作成日時 : 2015/05/16 01:34   >>

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 皆さまこんばんは。農家の嫁です(*^^*)
 ついこの前、Twitterをやっていて、「pixivとかTwitterみたいなSNSが発達してサイト持たないのが普通になったせいか、他人の評価や需要を気にして作品作りする人が増えたよね。同人誌は評価じゃない!自分が描きたいから!読みたいから!布教したいから!作るんや!!売れる売れないを考えるのはプロのお仕事です!!」
時計屋/交地[B41] @10k_y という方の呟きに激しく同意させていただいた次第なんですよ。

 そうなんです!
 描きたいから!!
 読みたいから!!
 書く!!!

 評価は二の次、って姿勢を貫くのが、きっと二次創作においては正しい事なんでしょうね。
 「布教」も、私にとっては微妙ですけど(^^;
 私が読みたいから、描きたいから、書く! 
 でも、読んでいただけたり、気持ち玉にクリックがあれば、死ぬほど嬉しいのもまた事実なんです。この罪深い想い、いったいどうすればいいと言うのでしょうwww(←知らんがな( ̄ロ ̄;!!!!)

 と、言うわけで、あの小説の続きを書きました〜。
 まだモブシュバ表現あります。
 苦手な方、理解できない方は、どうかUターンなさってくださいね(^^;。
 楽しめる方は、どうか続きより楽しんでいってください(*^^*)





















 それからしばらくして、『色街』と呼ばれるこの一角に、シュバルツを抱きかかえたリュウ・ハヤブサの姿があった。
「湖月! 湖月はいるか!?」
「どうしたんだい? リュウさん」
 ハヤブサの呼び掛けに応じて、豪奢な着物をいなせに着こなした、美しい女性が出てくる。彼女はこの『色街』を仕切る実力者であり、高級遊女であり――――その広い人脈と顔から、『情報屋』としての一面も併せ持っていた。ひょんな縁から湖月はハヤブサに助けられ――――それから彼女は何かと彼に便宜を図る様になっていた。
「金は払う。済まないが、一部屋貸してくれないか?」
「――――!」
 ハヤブサが抱きかかえているロングコートに包まれたシュバルツの姿を見て、湖月もおおよその事情を察した。
「一番奥の部屋が空いてる。そこを使いな」
「感謝する」
 ハヤブサは短く礼を言うと、シュバルツを抱きかかえたまま奥へと消えた。
(……あれが、リュウさんが夢中になっている『恋人』と言う訳だね……。なるほど……)
 その後ろ姿を見送りながら湖月が煙管をくゆらせていると、控えていた侍女たちが声をかけて来た。
「姉様! 今の方誰ですの!? とても綺麗な方……!」
「腕の中にいらっしゃったのは、あの方の恋人でしょうか? 怪我をされていた様ですが……」

「今の方は私たちにとっても『特別』なんだ。だから、大切にしなくちゃいけないよ」

「……………!」
 湖月の言葉に、侍女たちははっと襟を正す。
「それと……分かっていると思うけど、余計な事は詮索も口外も無用だよ。それが、この街のルールだから」
「はい」
「承知しております。姉様」
 侍女たちの返事に、湖月もうんと頷く。
「さあさあ、あんたたちも仕事に戻りな。何かあったら、また私に報告しておくれ」
 その言葉に頷いた侍女たちは、静々と湖月の前から退出して行った。
(やれやれ……今宵もまた、ざわめいた夜になりそうだね……)
 湖月は煙管をくゆらせながら、霞む月を見上げていた。


(シュバルツ……!)
 部屋の中央に設えられた大きなベッドに、ハヤブサはシュバルツの身体をそっと横たえる。身体を覆っていたロングコートを取れば、その下にはシュバルツの、傷だらけの裸体があった。
(……………!)
 ハヤブサはギリ、と、歯を食いしばりながら、その傷の一つに触れる。
 猿轡を噛まされ、痛々しく縛られていた跡。殴られて、痣だらけになっている身体。折られてしまった足――――それだけでも、もう許し難いのに。

 あの男たちに囲まれて
 服を脱がされて
 お前は――――何をされていたんだ。
 あの男たちの中で
 お前は――――!

(くそっ!!)

 シュバルツがこんな目に遭ってしまったのは、間違いなく自分のせいだ。
 彼が自分を助けてくれたから――――こんな目に。

 悔やんでも悔やみきれない。
 何故自分は、水を汲みに行く時、ろくに動く事も出来ない彼を独りにしてしまったのか。
 自分を襲ってきた刺客たちが居ることぐらい、容易に想像できる状況であったのに――――!

 悔み続けるハヤブサの目の前で、シュバルツの身体の傷が、静かに治っていく。折られてしまっていた足も、もう添え木を外しても大丈夫の様だった。
 痛めつけられても、『無かった事』にしてしまえる、シュバルツの身体。後半刻もすれば、総ての傷跡も消えて――――すっかり元に戻ってしまっている事だろう。
(だがお前の心は……。心はそうじゃないだろう? シュバルツ……)
 心も身体同様、相当ダメージを受けているはずだ。
 あれだけの事を『無かった事』になど、簡単には出来ないだろう。
(どうすればいい……? 俺はお前のために、一体どうすれば――――)
 ハヤブサはシュバルツの髪や肌を優しく撫でながら、彼が起きるのをひたすら待ち続けていた。


「う…………!」
 身動きできない自分の身体に容赦なく男たちの『悪意』が降り注いでくる。
 感じる所を執拗に嬲られ、それに少しでも自分が反応を返せば、嘲笑と侮蔑が返ってきた。
「見ろよ! こいつこんな所を触られて喜んでるぜ!!」

 ち……違う……!
 断じて……喜んでなど……ッ!

「おら! もっと女みたいに――――可愛らしく、啼けよ!!」
「んんっ!」
 理不尽に打ちすえられ、殴られる身体。

 ……タスケテ……!

 闇の中、虚空に向かってシュバルツは助けを求める。だけどその声を聞く者など――――当然誰もいる筈もなく。げらげらと笑い声が響き渡る中、ついに、シュバルツの内側に『指』が侵入してきた。

「ひっ!! あ………っ!」

 イヤダ……!
 イヤダ――――――!!

 必死に指を拒もうとするのだが、身動きの取れない身体は指の侵入を許して行くばかりで。

 嫌だ………!
 この身体を好きにして良いのは1人だけだ!
 それ以外の人間になど、私は――――!

 ………操(みさお)か………?

「――――!?」
 不意に、闇から響いてきた声に、シュバルツの身体が固くこわばる。

 ………1人以外の人間に、赦したくない……。お前は、その人間に『操』を立てているのか……?

「あ……! 当たり前、だ……ッ!」
 内部に蠢く指の感触を感じながらも、シュバルツは叫んだ。
「わ……! 私が……あっ! 身体を……許すのは……ッ! ハヤブサ、だけ……ッ!」

 ……滑稽だな……。その指を、お前は自ら咥え込んでいると言うのに……?

「―――――!?」
 その声に、シュバルツは反論の余地を失う。
 何故なら自分の腰が浮きあがり、自ら足を開いて――――進んでその指を、受け入れていたからだ。

「ち……違う……!」

 シュバルツは必死に足を閉じようとするのだが、何故か足が動かない。指の侵入は、どんどん深まっていくばかりだ。
「ああっ!!」
 ビクッ! と、その身をしならせるシュバルツに、闇から嘲笑の声が響き渡る。

 ……要するに、お前は誰でもいいんだ……。お前の『隙間』を満たしてくれるものならば、『ハヤブサ』ではなくとも、誰でも――――

「そ……! そんな……ッ! 違う……ッ!」

 ……違わないさ。現にお前は、喜んでいるのだろう? 随分淫らな身体だな……。

「嫌だ……ッ! 違………! あっ!! ああっ!!」

 びくん! びくん! と、跳ねて乱れる身体に、闇からの声はそれ見た事かと嘲笑った。

 ……いい加減認めろ。お前は穢れた存在なんだ。そんな『モノ』が人間に『操』を立てた所で、立てられた方も迷惑するだけだろうよ……。

(ハヤブサ……!)

 闇の中シュバルツは、ハヤブサの事を想う。

 ハヤブサは、何時もまっすぐ私の事を想ってくれていた。
 必死に、手を差し伸べてくれていた。
 お前は『光』だと
 かけがえのない存在なのだと
 言ってくれた。

 贅沢な願いなのだろうか。
 その手を取りたいと願うのは。
 過ぎた幸せなのだろうか。
 彼の『想い』を、受け取り続けると言う事は――――

 こんな、穢れた存在の私なんかが………!

「ハヤブサ……!」

 いつしかシュバルツは、縋るようにその名を口にしていた。

「ハヤブサ……ッ!」

 ここには居ないと
 届かないと分かっていても
 それに縋らずにはいられなかった。

 不様だ。
 滑稽だ。
 何時から私は、こんなに弱くなってしまったのだろう。

 それでも
 それは『希望』だった。
 シュバルツにとっては、唯一の――――

「ハヤブサ……!」

「シュバルツ!!」

「―――――!?」
 闇を斬り裂く様に響く、ハヤブサの声。
 光と共に、力強い彼の手が、シュバルツの腕を掴んで――――

「あ…………!」

 シュバルツは、ようやく『悪夢』から、覚める事が出来たのだった。
 







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