農家の嫁の日記

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zoom RSS ただひたすらに、君を想う。 13(R-18)

<<   作成日時 : 2015/06/27 11:41   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

 みなさんこんにちは! 農家の嫁です。
 え〜〜〜………ね………。
 覚悟はしていたんですが、本当に、びっくりするほど読まれなくなってしまいました。本当に……誰得の小説なんだよ。私の趣味って、本当にニッチなんですね……(^^;

 冗談はともかくとして、めげずに続きを書いて行きます。
 ハヤテさん×ハヤブサさんの描写ですが、両想いではないため、決して幸せな展開ではありません。
 幸せなこのカップリングを見たければ、どうかよそのサイト様にお廻りください。ここは読んでもいいことないですよ。

 では、楽しめる方だけ、続きよりどうぞ〜♪













「そんな………!」
「ならば、いろいろと答えてやろうか? 俺の生年月日。家族構成。趣味。好きな食べ物。お前との幼少期からの思い出総てを――――」
「分かった! もういい!!」
 ハヤブサは思わず叫んでいた。目の前の『ハヤテ』が紛れもなく自分の親友の『ハヤテ』である事を突きつけられて、ハヤブサはどうしたらいいか分からなくなるほど途方に暮れてしまう。
「そ、それでは何故………!」
「リュウ………」
「何故だ!? ハヤテ!! 何故俺にこんな事を―――――あっ!!」
 ハヤテに再び己自身を扱かれだして、ハヤブサは再び乱れざるを得なくなってしまう。腰が扇情的に揺れ、鎖がヂャラヂャラと音を立てた。
「まだ……分からないのか? リュウ……」
 それをしながらハヤテは、ハヤブサの耳元で囁きかける。
「ん……! な……何……が……?」

「俺は、お前が好きなんだ」

「――――――!」

 ハヤテの衝撃的な言葉に、ハヤブサは思わず息を飲んでいた。

「好きだ……! リュウ……!」
 身体を密着させて、ハヤブサを愛し続けながら、ハヤテは熱い声で囁く。
「い……何時から、だ……?」
「ん?」
「何時から、お前は……俺の事を………?」
 それに対して、少しおびえたように問い返してくるハヤブサ。ハヤテは苦笑しつつも、腕の中に捕らえて居る彼の人に、愛おしさばかりが募った。

「ずっとだ……! 子どもの時からずっと――――!」

「な――――!」
 絶句するハヤブサを、ハヤテは優しく抱きしめた。

 子どものころから、「お前は頭首になるのだ」と自分の運命を周りに決定づけられ、常にその期待と重圧を、自分に課せられてきた。
 それに応えるのは自分の中では当然のことであった。そして、それをすることで、自分の妹達を、そして周りの者たちを守れるのであると言うのなら、尚の事――――その道を進む事に、迷いはなかった。
 だがその道は当然、修羅の道だ。
 突きつけられる選択肢は過酷で、背負うべき責任と言う名の荷物は重過ぎて――――

 子ども心にもう何度
 「止めよう」と
 「死のう」と
 思った事だろう

 だがそのたびに―――――

「ハヤテ!!」

 自分に手を差し伸べてくれる、同世代の人間がいる。
 その存在こそが――――リュウ・ハヤブサだった。

 リュウ・ハヤブサは、忍び修行のために、時折隼の里から、霧幻天神流の里に来ていた。
 ハヤテと同世代と言う事もあって、ハヤテとハヤブサはよく修業を共にしていた。

 きっかけは、本当に些細なことだった。

「ハヤテは、偉いな」

 ふとした折に、ハヤブサの口から零れ落ちた言葉。
「えっ?」
 きょとん、目をしばたたかせるハヤテに、ハヤブサは微笑みかけた。
「だって、そうだろう? その歳でもう頭首の自覚があって、ちゃんと責任を背負っている。普通はそんな事、なかなかできない」
「そうか?」
「そうだよ。俺ならとっくに逃げ出している所だ」
(嘘を言うな)
 ハヤブサの「逃げだす」と言う言葉には、ハヤテも心の中で異を唱える。およそリュウ・ハヤブサと言う人間程、「逃げだす」と言う言葉とは無縁な人間も居ないだろうとハヤテは思う。それほどまでに、彼は常に苦しい修行の中にその身を置いていた。彼の前に二つ選択肢があれば、彼は必ず修羅の道の方を選んでいた。
 常人には耐えがたき、凄絶なまでの修業――――それを為し得ているが故に、彼の剣の腕は、既に同世代の中でも突出した輝きを放っていた。

 そんな人間に、『偉い』と、自分を認めてもらえるような事を言われる――――それは、ハヤテにとっては衝撃だった。
 それは、周りの大人たちからは、決してかけられぬ言葉だったから――――。
「『頭首』だから、それが出来て当たり前」
 そんな眼差しと、そう言う声を、常に浴び続けて来たのだから。

「ハヤテ」

 微笑みながら差し出されたその手に、自分はどれだけ救われ、そして、支えとなった事だろう。

 ハヤテはいつしか、ハヤブサと会うのを心待ちにするようになっていた。

 そして、歳と共に、しなやかに力強く―――――美しく成長して行く、ハヤブサ。
 それを隣で見続けながら、ハヤブサに対する憧憬にも似た気持ちが、ハヤテの中で恋心に変わっていくまで――――そう時間はかからなかった。

(この想いを、打ち明けてしまおうか)

 自分の隣で無防備に笑う友人を見ながら、何度そう思った事だろう。
 だが肝心の友人の方が、色恋沙汰にはどうも興味が無いらしい。彼はただ武骨に、一途に――――剣の道を邁進し続けて居た。もしも迂闊に告白などしたら、こうやって隣で微笑んでくれて居る彼を、永遠に失ってしまうかもしれない。

(お前が俺の隣に居て、笑ってくれているのならば、良いか)

 修羅の道を生きるこの強く美しい友人は、誰の物にもなりそうにない。
 それに、自分は『頭首』――――いずれ里のために、周りに定められた相手と結ばれ、子を作らねばならなくなるだろう。自分に、自由恋愛など、許される筈も無いのだから。

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