農家の嫁の日記

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当ブログでも発表している『キョウジ兄さんに捧げる物語』を小説同人誌にしました。手作り感満載ですが、興味ある方はどうぞ〜

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zoom RSS ただひたすらに、君を想う。 37(R-18)

<<   作成日時 : 2015/08/05 00:20   >>

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 皆さん、こんばんは! 農家の嫁です。
 いつもいつも、私の小説を読みに来てくださっている方、どうもありがとうございます! あなた方が居るから頑張れる。これは事実です(*^^*)
 ただ、内容がひどく暗くて、本当に申し訳ありません 
 あと少しで描き終われますので………頑張ります(^^;

 さて今回の記事には、ハヤテさん×ハヤブサさんの描写がゆるいですがあります。
 苦手な方、これが許せない方はどうかUターンを。理解できる方だけ、どうかお進みください(^^;

 暑くなりましたね〜。
 熱中症にならないように、お互い気をつけましょう!

 では、小説の続きを、どうぞ〜(^^;
























「ああ……! リュウ……!」

 愛おしさが抑えられないハヤテは、そのままハヤブサの唇を奪う。

「ん………っ!」

 消えていく。
 かき消されていく。
 シュバルツの唇の感触が――――
(思い出すな……!)
 ハヤブサは懸命に自分に言い聞かせ続ける。

 彼の手を振り払った俺に、彼を想い続ける資格など無い。
 消せ。
 消すんだ。
 もう二度と、思い出せないように―――――

 その想いとは裏腹に、心は悲鳴を上げる。
 忘れるのは嫌だと、拒絶する。

 この声は聞かない。
 悲鳴は黙殺する。
 愛おしいヒトの影には、刃をつき立て続ける。

 死んでしまえば良い。
 早く
 早く―――――

「愛している……。リュウ……」

 ハヤブサを押し倒したハヤテが、彼の肌を暴き立て始めた。
「ああ……っ! あ………!」
 甘やかな声を上げるハヤブサが、初めてハヤテの身体に、縋る様に触れて来た。
「リュウ……!」
 その手を、自分に掴まらせるように、ハヤテはその背へと導く。
 深く唇を奪いながら、ハヤブサを貫くと、彼はくぐもった悲鳴を上げながら、自分の身体に抱きついて来た。律動を深めるごとに、彼の縋りつく力も強くなる。

「ああっ!! ハヤテッ!! ハヤテぇ!!」

 彼の嬌声の中に、『シュバルツ』の名が混じることはなかった。ハヤテは、ついにハヤブサが、心も身体も、自分を受け入れてくれたのだと悟った。

「愛している……! リュウ……!」

「ハヤテ……! ああ………!」

 腹の下でぽろぽろと涙を落とすハヤブサが、限りなく愛おしい。
「泣くな……」
 涙を掬い取る唇を、ハヤブサは瞳を閉じて受け入れていた。

 それは、ハヤテにとっては夢の様なひと時だった。
 自分を受け入れてくれたハヤブサを、無我夢中で貪っていた。

 そして、夜が明けると同時に、ハヤテはハヤブサを、座敷牢から出していた。
 もう、彼を縛るための鎖は必要ない――――そう感じたが故の、処置であった。

 久しぶりに部屋の外に出たハヤブサは、庭で一つ大きく伸びをした。
「……済まなかったな、リュウ……」
 そんなハヤブサの横で、ハヤテが少しばつが悪そうに口を開く。
「ん?」
「その……お前を長い事、閉じ込めてしまって……」
「ああ………」
 ハヤブサは、少し相槌を打った後、その面にふわりと笑みを浮かべた。

「俺は、気にしてはいない。だから、お前も気にするな」

 体調はどうだと問うハヤテに、ハヤブサは問題ない、と、多少ぶっきらぼうに答えた。
 ただハヤブサは、ポツリと小さく言った。

「……日差しが、眩しいな……」

 それが、久方ぶりに朝日を浴びた、龍の忍者の言葉であった。


  「第4章」


「兄さん、シュバルツは?」
 キョウジのアパートを訪ねて来たドモンが、書斎に居たキョウジを見つけてから、そう声をかけた。手には、彼が格闘大会で勝ち得た、大きな優勝トロフィーが握られている。
「ああ……今日は『所用がある』とかで、朝から出かけているよ」
「ええ〜〜〜〜!?」
 ドモンは小さく不満げな声を漏らすと、残念そうに優勝トロフィーを見つめていた。
「残念だな……。せっかく兄さんやシュバルツに、このトロフィーを見てもらおうと思っていたのに」
「シュバルツと二人で、テレビで見ていたよ。よく頑張ったな、ドモン」
 キョウジの言葉にドモンは少し照れくさそうに笑みを浮かべる。
「じゃあさ、兄さん!」
「何だ? ドモン」
「シュバルツが帰って来るまで、俺ここで待っていていい? 戦いの講評を聞きたいし、また修業をつけてもらいたいしさ!」
「う〜〜〜〜ん………」
 ドモンのその言葉に、キョウジは少し難しい顔をする。
「待っていても構わないが、おそらく今日は帰って来ないぞ?」
「えっ? 何で?」
 きょとん、とするドモンに、キョウジは少し苦笑しながら答えた。

「今日は――――シュバルツにとっては『特別な日』だから」

 そう。『特別な日』
 シュバルツにとっては『特別な日』

 それは、週に一度、ハヤブサと会うと決めていた―――――『逢瀬の日』であった。

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