農家の嫁の日記

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当ブログでも発表している『キョウジ兄さんに捧げる物語』を小説同人誌にしました。手作り感満載ですが、興味ある方はどうぞ〜

災害で亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を捧げるとともに、心よりのお見舞いを申し上げます。
がんばれ日本!!

zoom RSS マリオネット狂想曲 22

<<   作成日時 : 2016/05/20 13:49   >>

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 皆様こんにちは〜。
 今回の話はR−18でもないのですが、閑話休題を少々……。

 本日5月20日は、キョウジ兄さんとシュバルツさんの誕生日です! 永遠の28歳さんおめでとうございます〜!!👏👏👏
 それで、イラストを描いていたので、小説の更新が少し遅れました。ごめんなさい<(_ _)>

 それが、こちら〜。
画像


 あんまり「お誕生日おめでとう」的な雰囲気じゃないですね……(^^;
 画力……画力は何処へ行った………

 あ、あとアンケート応えていただいた方、どうもありがとうございます!
「されど龍は、手を伸ばす」に1票入りましたので、次は、それを本にしていきたいと思っています!
1票だから、1冊ですね。世界であなただけの本です!☆彡 がんばります〜。

 アンケート、まだまだ受け付けております! よろしくお願いします<(_ _)>
 アンケートへのリンク

 それではお待たせしました! 小説の続きをどうぞ〜♪









「だから、すぐに仕事を終えて帰ってくる。すまないが、キョウジ。シュバルツのことをよろしく頼む」
「ハヤブサ……。私に何かほかに手伝えることは――――」

「案ずるな、キョウジ」

 そう言って、優しく笑うハヤブサ。その笑顔の前に、キョウジはもう何も言えなくなってしまった。何を言っても、彼を止められないのだと悟ってしまったから。

「分かった……」
 
 頷いてからキョウジは、縋るようにハヤブサを見た。
「でもハヤブサ、必ず帰ってきてくれ。皆、待っているから――――」
「元より、そのつもりだ」
 そう言いおいて、龍の忍者はキョウジの前からフッと姿を消した。後にはキョウジと、人形のように椅子に座り続けるシュバルツだけが、残された。
(さてと……シュバルツをどうしようかな………。とにかく、私はシュバルツに不用意に触らないようにしないと………)
 キョウジはそう思って、小さくため息を吐く。
 シュバルツが傀儡状態になってから2週間以上―――――実は、結構自分は、シュバルツにもたれかかったり触ったりしていた事実に気付いてしまって、キョウジは地味にストレスを抱えていた。彼が目の前に居るのに、触ったり頼ったりすることができないジレンマ――――果たして自分は、どこまで耐えられるのだろうか。
 だが、シュバルツを激痛の中にのたうたせるわけにはいかない。そんなことをさせるぐらいなら、自分が孤独に耐えるほうを選ぶ。キョウジは、うん、と、頷いた。
「シュバルツ……」
 キョウジがシュバルツに声をかけたとき、シュバルツの方に変化が起こっていた。それまでぼ〜っと人形のように座っていたシュバルツが、ある一点の方向を、食い入るように見つめている。
「シュバルツ? どうした?」
 さすがに怪訝に思ったキョウジがもう一度声をかけると、シュバルツの方も口を開いた。

「………ハヤブサ(ご主人様)が………」

「えっ?」

「ハヤブサ(ご主人様)……!」
 きょとん、とするキョウジの目の前で、シュバルツの姿がフッと消える。
「えっ? え……ッ!? ちょっと――――!?」
 いきなりのシュバルツの行動に、キョウジはただ、呆然とするしか術がなかった。

 ドモンと東方不敗が、いつものようにロードワークからキョウジのアパートに向かっていると、その横をシュバルツが走り抜けていく。
「兄さん!?」
 それに気づいたドモンが、シュバルツを引き止めようとする。それを、東方不敗に後ろから首根っこを掴まれて阻まれてしまった。
「何をする!? 師匠!!」
 振り返って噛みつかんばかりに怒鳴ってくるドモンに、東方不敗はフン、と、鼻を鳴らした。
「この馬鹿弟子が!! お主はまだわしが出した課題を消化しきっておらん!! それを放って、他所事に気を取られておる場合か!?」
「今俺の横を通って行ったのは兄さんだ!! 兄さんが俺にとって『他所事』なわけがあるか!!」
「馬鹿者!! 兄弟であるからこそ、そういうけじめはきっちりとつけねばならんと言うのがまだわからんのか!! だからお前は―――――」

「ドモン!! マスター!!」

 こちらに向かって走ってくるキョウジに声をかけられて、このいつもの不毛な言い争いが中断される。
「あ、兄さん!!」
 ドモンもまたキョウジの方に向かって足を進める。東方不敗もまた、やれやれ、と、小さくため息を吐きながら、そのあとに続いた。
「どうしたの? 兄さん!」
「ドモン、シュバルツを見なかったか?」
「シュバルツなら、さっきそこを走って行っていたけど………」
「―――――!」
 絶句したように息を呑むキョウジ。そこに、東方不敗が声をかけてきた。
「どうしたのじゃ? キョウジ。何があった?」
「あ………えっと………」
 キョウジが少し躊躇うように、東方不敗とドモンを見比べる。それに何かを察知した東方不敗が、一つ小さくため息を吐いた。
「遠慮はいらん。何があったか話せキョウジ」
「でも………」
「潮時じゃ。充分じゃろう、もう………」
 東方不敗に諭されるように言われて、キョウジもはあ、と、肩を落とす。
「そうですね……」
 東方不敗とキョウジのやり取りを、ドモンが怪訝そうに見ている。キョウジは顔を上げると、何かを決意したかのように、うん、と、頷いた。

「マスター……何があったか話しますから、家に来てくれませんか? ドモン、お前も―――」

 キョウジの言葉に、二人は素直に従っていた。


「『術』にかかっているだとぉ!? シュバルツが!?」
 キョウジの話を聞いたドモンが、素っ頓狂な声を上げる。キョウジは苦笑しながら、「ああ」と頷いていた。
「その『術』のせいで、シュバルツは今――――操り人形みたいな感じになっているんだ。その術をシュバルツにかけようとした男は、ハヤブサにやっつけられたみたいなんだけど、そのあと紆余曲折があって――――その『術』を、ハヤブサがシュバルツにかけたみたいな状態に、なっちゃっていて………」
「………ちょっとその男とハヤブサを、この手で絞めてくる」
 表情を硬くしたまま、ドモンが立ち上がる。
「ドモン、ちょっと――――」
 キョウジが慌ててドモンを止めようとするのを東方不敗が手で制してから、ドモンに改めて声をかけていた。
「話はまだ終わってはおらん。座れ、ドモンよ」
「でも師匠――――!」
「お前は阿呆か。お前がそんな風だから、兄御がお前にいろいろと話せないということ、まだ悟れんのか?」
「――――!」
「座れ! 兄御の信頼を、その手に得たいと願うのならば」
「……………!」
 東方不敗の言葉に、反論の余地を失うドモン。彼は小さく舌打ちをしながらも、再び席についていた。

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