農家の嫁の日記

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zoom RSS マリオネット狂想曲 9(R-18)

<<   作成日時 : 2016/05/05 21:36   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

 皆さまこんばんは〜。
 暑かったり雨が降ったりですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? GW中は、こちらは久々に親戚にあって、家に子供が6人いたりして、いろいろ充実した毎日を過ごしてしました(^^;
 それにしても雨が激しかったな〜。職場の駐車場で、傘が三回ほど壊れかかりましたよ。何とか乗り切れたけど(^^;

 さて、例によって例の前書きです。
 正直もう(R-18)とつけるほどの内容でもないんですけどね。一応殿方同士のそういう描写がないわけではないので、つけさせていただきました。
 ハヤブサさん×シュバルツさんです。
 BLで、二次創作でクロスオーバーです。
 これらの要素で一つでも地雷のある方は、閲覧されないことを強くお勧めいたします。
 ただ、これだけアクセス数の少ないブログ、果たしてこの前置きもいるのかどうかwwww
 楽しめる方は、どうかごゆっくりとお楽しみくださいね〜。

 それでは、続きよりどうぞ〜♪


























  2


 とにかく、ショックだった。
 胸に数千のナイフを突き立てられたような衝撃を受けた。
 シュバルツは、俺のことを『ご主人様』と呼ぶ。
 そしてこちらを見つめる瞳には―――――何も映っていなかった。彼の無感情な眼差しが、ハヤブサの胸を鋭くえぐる。
「シュバルツ……」
「はい、何でしょう、ご主人様」
「……………ッ!」
 覚悟はしていたはずだった。
 目が覚めたシュバルツは、もう普通の状態ではないのだと。
 だけど―――――寂しい。
 恐ろしいほどの孤独を感じるのはなぜなのだろう。
「シュバルツ……」
「はい、何でしょう、ご主人さ―――――」
「その『ご主人様』というのをやめてくれないか?」
 言葉を紡ごうとしたシュバルツの唇を、ハヤブサは指で優しく押さえる。
「では………なんとお呼びすれば?」
 怪訝そうに小首をかしげるシュバルツに、ハヤブサは苦笑するしかない。
「俺にも名前があるんだ。俺のことは「ハヤブサ」と呼んでくれ」
「分かりました。『ハヤブサ』」

(うう……『ハヤブサ』の響きが、『ご主人様』と同じ響きだ……)

 シュバルツには『恋人』でいてほしいのに、これではまるで自分の『付き人』だ。
 その残酷な現実の前に、ハヤブサは思わず突っ伏して泣き伏しそうになってしまう。

 要らないんだ、付き人は。
 もう里にたくさん居るから。
 だけど恋人は
 恋人は、お前しかいないのに―――――

「……………」

(とにかく、落ち着こう)
 ハヤブサは、一つ大きく呼吸をする。
 シュバルツがこうなることを覚悟して、それでも彼を抱いたのは自分だ。ならば――――今の状態のシュバルツを受け入れることが、肝要なのではないのか。

「シュバルツ、こちらへおいで」
 ハヤブサが呼ぶと、シュバルツは機械的にすっとそばに寄ってくる。一糸纏わぬ姿であるのに、全く恥じらうことも、その身体を隠すこともしない。
 まるで無反応なシュバルツ。それでも、ハヤブサにとって愛おしいヒトであることには変わりがない。
(ああ、綺麗だな)
 素直にそう思ったハヤブサは、シュバルツの唇に、そっと触れるようなキスをした。
 そう―――――触れるようなキス。
 それ以上ハヤブサは、シュバルツの身体をどうこうしようと思ったわけではないのだが。

「は………! あ………あ…………!」

 キスを終えたシュバルツが、とろんとした眼差しで、頬を上気させながら、扇情的に小さく身を震わせている。
(えええええええええ!?)
 まさかと思ってシュバルツの牡茎の方に目を走らせてみれば、そこはもうはち切れんばかりに勃ち上がっていて、愛液を垂らし始めていた。まるで深い深いキスをして、身体のあちこちを弄りまくった後のような様相だ。
(いや……! ちょっ……! あれだけの刺激で――――!?)
 戸惑うハヤブサの視界に映りこむのは、シュバルツの身体に刻まれている紋様の、妖しい光。それが、彼の内側深くに入り込んで、彼の中の淫らな『熱』を、強制的に呼び起こしているのが分かった。
(くそっ!)
 ハヤブサは小さく舌打ちをすると、シュバルツの身体を抱きかかえた。そのまま二人で川の中に入る。不用意な劣情には、身体の熱を冷ますのが一番だからだ。
 しかし。

「あ…………」

 術で強制的に熱を体の中から呼び起こされているシュバルツが、水の冷たさぐらいで醒める筈もなく。
 それどころか、滴る水は、彼の匂い立つ色香に、さらに拍車をかけてしまっていた。肌を流れ落ちる水滴が妖しく絡みつき、しどけなくため息を吐きながら、甘えるようにハヤブサの身体にその身を擦りつけてくるから―――――
 気が付けばハヤブサは、シュバルツの濡れた唇に、噛みつくように吸い付いてしまっていて―――――

「ああ……! んう……! あああ……!」

 そのままシュバルツの身体を、滾々と愛し続けて、しまうのだった。


「――――すまん!」
 シュバルツをどうにかこうにかキョウジのアパートまで連れてきたハヤブサは、シュバルツをキョウジの前で椅子に座らせて、自分は床に土下座していた。
「え………。えっと………?」
 それを見ながらキョウジは、困惑に顔を引きつらせていた。
 シュバルツは本当に、人形のような目つきをしているし、ハヤブサは気の毒なほど自分を責めているしで、キョウジ自身も、目の前の事象にどう反応していいのか戸惑っていたからだ。

「えっと………まず、状況を整理させてくれる?」

 キョウジが頭をポリポリと掻きながら、ハヤブサに声をかける。とにかく自身の気持ちも含めて、整理する必要がある、と思った。
「シュバルツは、その男の『術』に因って――――今は、操り人形状態になっているってこと?」
「そうだ……。すまん、俺が狙われたばかりにシュバルツは――――」
「ハヤブサが悪いわけじゃないでしょ? 本当に悪いのは、ハヤブサを狙ったその連中なんだから」
「……………!」
「『誰が悪い』とか『誰かのせい』だとか、そんなの今は水掛け論だよ、ハヤブサ。それよりも今は―――――シュバルツの『術』をどうすればいいのか、その話し合いをするべきだと思うんだ」
(そうかもしれないが………)
 ハヤブサは忸怩たる思いで歯噛みした。シュバルツもキョウジも優しすぎる。この状況――――どう考えても、俺に咎があるというのに。
 

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