農家の嫁の日記

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zoom RSS 「彼シャツ」 1

<<   作成日時 : 2016/08/27 16:02   >>

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 8月一回しか更新していない――――(*゚Д゚)!!!!
 こんにちは、農家の嫁です。


 忘れられているような気がしますが、覚えてくださっていますか(^^;?
 ちゃんと生きていますよ〜。
 創作作業も頑張っていました。

「されど、龍は手を伸ばす 〜無双orochiorochi異聞録〜」の単行本化の作業を進めていまして。
 それと同時に、何故か自分が勤めている職場の壁に、自分の描いた4コマ漫画を張り出される流れになりまして(^^;
 一週間に一度、4コマ漫画をカラーで仕上げて、壁に貼り付けております。諸般の事情により、このブログにあげることは出来ない4コマ漫画なんですけどね(^^; 貼り出していても、ほとんどの人に気づかれない4コマ漫画なんですけどね(^^;

 うん、いつもの私クオリティww

 なので、朝に晩に、漫画を描きまくっていました。

 それはそれで楽しいんですけどね〜。

 やっぱりハヤブサさん×シュバルツさんを描きたいようと言う思いが暴発して、小説をはき出しております。
 こればっかりにかかっては居られないので、ゆっくりな更新になると想いますが、ご興味のある方は、どうかおつきあいくださいませ〜。

 本当に、意味のない短編になると思います(^^;























「はあ〜〜〜〜〜」

 ホテルの一室でリュウ・ハヤブサは自身のYシャツを脱ぎながら、軽くため息を吐いていた。

 どうでも良いことといえば、どうでも良いことなのだが、気になるといえば気になることでもある。
 分かっている。
 こんな事など、悩んでも仕方の無いことなのだ。
 だが今――――ハヤブサの心に、ほんの少しだけ、この悩みは棘のように引っかかっていた。

 どうして――――――自分はシュバルツよりも、背が低いのだろう。


 度々言うが、分かっている。
 こんな事は、悩むだけ無駄だ。実際シュバルツの方は気にもとめていない。179cmの身長の俺を、194cmの長身の彼が、微笑みながら見つめている。その視線はまっすぐで綺麗で――――そこには何の迷いもわだかまりも無い。俺の背が高かろうが低かろうが、まるで頓着せずに、俺のことを愛してくれているのだろう。

「外見で、お前のことを好きになったわけでは無い」

 彼なら迷わず、そう言い切ってくれると容易く想像できる。


 だから、俺も普段は気にしない。
 彼の外見も元より好きだが、彼の内面からにじみ出てくる輝きの方に、もっともっと惹かれているからだ。彼の背が高かろうが低かろうが、関係なく、惹かれる。彼が愛おしくて愛おしくてたまらない。
 自分よりも背の高い彼だが、シュバルツの唇を奪う手段などいくらでもある。
 それに、自分が彼のヒトの唇を奪っている間、彼は自分に合わせてどうしても膝を折り、中腰のような姿勢になる。それは彼から足腰の力を奪いやすくなり、押し倒す事を容易くしているのだ。

「あ……………」

 後は、脱力したシュバルツの身体を、思う様に貪って―――――――

 そこには何の不足も不満も無い。
 だが、自分の恋人よりも背の低い事実は、ほんの少しだけ、自分が味わうはずだった贅沢な物思いを、奪っている現実もあった。

 その一つが「彼シャツ」―――――だった。


「彼シャツ」

 それは、ハヤブサがたまたま入ったコンビニで、うっかり雑誌の記事を斜め読みしてしまったことに、端を発する。その雑誌の中では、少し小柄な女性が、大きめの彼の物であろうYシャツを羽織って、「大きいね……」と、嬉しそうに微笑んでいる姿が印象的だった。
 確かに、可愛らしいと思う。
 自分のシャツに嬉しそうに包まれている恋人の姿を見るのは、かなりの庇護欲と独占欲と、その他諸々のけしからん欲まで刺激されて、実に良い感じに萌えられると思うのだ。

 しかし、自分とシュバルツの場合―――――

 自分の身体には少し小さめなそのシャツを着て、「小さいな……」と、苦笑している。
 その姿は確かに、庇護欲をそそる姿からはほど遠い。
 どっちかと言えば、「成長したなぁ」とか「でかいな……」とか言う、親戚を見る眼差しを強制的に喚起させられてしまう。
 それどころか―――――――

「私のシャツを、ハヤブサが着た方が似合うんじゃ無いのか?」

 とか言われながらシャツを着せられて、ぶかぶかのシャツに包まれている俺の姿を見て――――

「あはは……可愛いな」

 と言って穏やかに笑いながら、俺を、弟を見つめるように優しく見守る「お兄ちゃん」の眼差しを向けてくる彼の姿が、容易く想像できてしまう。

 そう!
「可愛いな」と、言っても、そこに性的なけしからん色合いを含む物は、微塵も入っては来ないのだ。純粋にただ、俺を守るべき年下の者として(実際年下なのだが)見ているのが丸わかりになってしまう。
 シュバルツは、決して俺を欲情の対象としては見ていないのだ。

 彼の愛情は海のように広くて深い。
 身体のつながりを無理矢理求めずとも、
 ただ、隣にいるだけで
 想っているだけで――――幸せ

 そんな風に、俺のことを好いてくれているのが見え隠れしている。

それはそれで悪くない。自分も十分幸せなのだが。
それでも時々、寂しさを抑えきれない時もある。
 彼の方は俺と深く触れ合いたい、繋がりたいと願うことは無いのだろうか――――
(贅沢だ)
そう感じて、ハヤブサは苦笑するしかない。
好きなヒトが隣に居て笑ってくれて、折に触れて全てを自分に委ねてくれるのに────一体何に不満があると言うのだろう。

「はあ〜〜〜〜」

ハヤブサはもう一度、己の強欲さにため息を吐く。阿呆な物思いに終止符を打ち、脱いだシャツを畳んでいると、サイドテーブルの上に置いていた携帯が鳴った。今回のクライアントからの電話だった。
「どうした?」
ハヤブサは携帯を耳元に当てながら、部屋を後にしていた。


「ハヤブサ」

それから少し経ってから、シュバルツが部屋に入ってきた。彼は隼の里の者からハヤブサに伝言を頼まれていたのだ。
「すみません、シュバルツさん……。この資料はリュウさんから頼まれていた、仕事上の大事な物なんです。我々がリュウさんに接触すると、クライアントに怪しまれかねないので、シュバルツさんにお願いするしか無いのですが……」
 与助からの頼みを、無下に出来るはずも無い。シュバルツも二つ返事で引き受けていた。

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