農家の嫁の日記

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zoom RSS 刹那の中の永遠 12(R-18)

<<   作成日時 : 2016/10/04 02:19   >>

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 皆様こんばんは〜。農家の嫁です(^^)
 小説が更新できるところまで書けたので、こっそり上げておきます。恒例の注意書きをお一つ。

 この小説は、ハヤブサさん×シュバルツさんのBL小説ですが、シュバルツさんが女体化しているため、表現はNLとなっております。色々と地雷がありすぎる小説なので、本当に何でも許せる方だけ、どうぞお進み下さい。

 それでは、準備できた方だけ、続きよりどうぞ〜〜♪

























「シュバルツ……」
「は………あ…………」
涙に濡れてトロンとした瞳が
唾液が伝う頬や唇が────堪らなく愛おしい。

「シュバルツ……。俺は、お前が産んでくれた子どもなら、どんな子どもだろうとも愛する自信があるぞ」

 シュバルツの頬を拭いながら、ハヤブサは優しく声をかける。
「ハヤブサ……」
「子どもに愛情を注いで、守り、導いていこう。大丈夫。俺たちは1人じゃないんだ。2人でなら────どんな試練だって、乗り越えていけるさ」
「し、しかし………私の身体が歪なせいで────」
「それに、お前は何も悪くない」
「えっ?」
 きょとん、とするシュバルツに、ハヤブサは少し淋しげな笑みを見せる。

「お前は、自分の身体の歪さ、危険さを、よく理解していた……。だから、子どもを作ることを懸命に拒絶しようとした。それを無理矢理捕まえて、鎖で繋いで────抵抗できないようにして、お前に子種を注ぎ込んでいるのは俺だ」

「──────!」

「だから、総ての咎は俺にある。この結実がどのようになろうとも、総ての責任は俺がとる」

「ハヤブサ……!」

「お前は、何も悪くないんだ、シュバルツ………」

 そのままそっと、シュバルツの頬に、ハヤブサは優しく口付けを落とす。

「お前は、何も悪くない」
 再びハヤブサが、律動をはじめる。鎖に繋がれ、開かされたシュバルツの足がゆらゆらと揺れ、鎖が、耳障りな金属音を立て始めた。
「ん………! あ………!」
 再び、喘ぐしか術がなくなるシュバルツを見つめながら、ハヤブサは、己を責め立てる。
(きっと、俺が悪い)
「あ…………! あ…………!」
(お前を傷つけても、踏みにじっても────お前との間に、子どもを欲しがる、俺が)
「あ………! ハヤブサ………ッ!」
 腕を拘束している鎖が、ガチャガチャと音を鳴らす。シュバルツの動きは、何か足掻いているようにも見えた。
(嫌だよな。すまない、シュバルツ……)
 シュバルツの同意を得られない、と言う現実が、ハヤブサの胸に重くのしかかる。

 分かっている。
 彼に酷いことを要求しているのは他ならぬ俺。

 歪な身体を自覚しろと
 自分は化け物なのだと思い知れと

 彼に突きつけているのは─────間違いなく、自分自身だった。

 だが、それでも
 それでも、俺は────

 お前との子どもが、
 切れない『絆』が、

 欲しくて堪らない の だ

 どうして
 どうして─────

 彼をこんなにも、傷つけているのに。

 何時しか、ハヤブサの頬を、涙が伝い落ちる。

 シュバルツ
 愛している
 想いは ただそれだけ
 それだけ、なのに

「ハヤブサ……! ハヤブサ……!」

 ガチャッ!! と、ひときわ大きな音で鎖を鳴らしたシュバルツが、縋るように叫んできた。

「お願いだ……! ハヤブサ……! 腕の鎖だけでいい! 解いてくれ……ッ!」

「シュバルツ……?」
 驚いたように見つめ返すハヤブサと、懇願するようなシュバルツの眼差しがぶつかる。
「お願いだ……! 決して逃げない……! 抵抗しないから────」
「──────!」
「鎖を解いてくれ……! お願いだ……!」
「何故だ………?」
 呆然と問いかけるハヤブサに、シュバルツから帰ってきた言葉は、意外な物だった。

「お前を………抱きしめたいんだ……!」

「え…………?」
「このままじゃ、抱きしめられない……! お願いだ、ハヤブサ……ッ!」
 そう言って、ガチャガチャと鎖を鳴らしながら足掻くシュバルツ。そんなシュバルツを、ハヤブサは半ば夢見心地で見つめていた。

 シュバルツ……!
 俺を、抱きしめたいだと?
 本当に────?

「ハヤブサ………」

 泣き濡れたシュバルツの瞳に見つめられ、ハヤブサの手が、シュバルツの腕の鎖にふらふらと伸びていく。解くために、腕を拘束している鎖に手が触れた刹那、ハヤブサの心に、何者かが囁きかけてきた。

 ────もしも、シュバルツに騙されていたら、お前は、どうするんだ……?

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして失礼します。

数年前にキョウジ兄さんたちに魅せられ
そのつながりで堀秀行さんのファンになり
忍者たちにも魅せられたのですが社会人になり数年間遠のいていましたが
最近、画像検索しているうちに作品をいくつか拝見させていただきまして
こちらを見つけて小躍りしております(*´ω`*)
愛がたくさんつまっていて、続きが楽しみです。
さかなぐも
2016/10/04 23:40
はじめまして! さかなぐもさん。
ようこそこんな、世界の終わりのようなブログにお越し下さいました……!
嬉しいです! 最近読んでくれている人もあんまりいないんだろうなぁと想いながら書いていたので、思いもかけぬ感想を、本当にありがとうございました!

また気が向いたときで良いです。遊びに来てくれたら嬉しいです(*^^*)
ぼちぼち更新頑張ります
農家の嫁
2016/10/04 23:59

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