農家の嫁の日記

アクセスカウンタ

本の販売を始めました!
ここより本の注文画面に飛べます。
当ブログでも発表している『キョウジ兄さんに捧げる物語』を小説同人誌にしました。手作り感満載ですが、興味ある方はどうぞ〜

災害で亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を捧げるとともに、心よりのお見舞いを申し上げます。
がんばれ日本!!

zoom RSS 刹那の中の永遠 19(R-18)

<<   作成日時 : 2016/10/19 11:21   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0


 お前が私から離れていったとしても
 私はお前を愛し続けるから

 だから、もっと刻みつけてくれ
 もっと、奪ってくれ

 お前を永遠に、忘れられなくなるくらい

「シュバルツ……!」

 こちらを見つめてくる、潤んだ瞳が
 総ての赦しを伝えてくるような、甘く優しい抱擁が
 どれほどこちらを煽り立てているのか、シュバルツは気づいているのだろうか?

 欲しがる気持ちに歯止めがかけられない。
 愛おしさが暴走してしまう。
 俺の総てを受け止めてくれ
 もっと
 もっと────

 結局シュバルツは、男になった身体もハヤブサに散々求められて、彼が解放されたのは、次の日の朝も、すっかり明けた頃であった。


「お帰り、シュバルツ」
 出迎えるキョウジの声には応えず、シュバルツはよろよろとふらついた足取りでソファーへと足を進める。そのまま頽れるように、ソファーにうつぶせに倒れ込んでいた。
「大丈………夫………でも、ないみたいだね。その様子だと………」
 そう言って苦笑するキョウジを、シュバルツはじろり、と睨み付ける。
「無事なわけないだろう………。あいつ………本当に………」
 際限なく求められたダメージが、身体にまだ残っている。こんな事は、久しぶりだった。
「それでも、無事に男に戻れたんだね。良かったじゃない」
「まあな………」
 キョウジのその言葉には、シュバルツも素直に頷いた。自分が身籠もってしまうことで、キョウジやハヤブサに迷惑をかけることだけは、なんとしても避けたかったから。
(ハヤブサは、私が身籠もることを望んでいたがな……。理解に苦しむが……)
 やれやれ、と、シュバルツがため息を吐いている横で、キョウジもまた、椅子にもたれながら、一つため息を吐いていた。
「やっぱり……ハヤブサの子どもを身籠もるのは、難しかったか……」

「えっ?」

 少し驚いて振り向くシュバルツに、キョウジは苦笑気味の笑顔を見せた。

「実は……ハヤブサの遺伝子って、少し特殊なんだ。普通の人では考えられない塩基配列があって─────」
 キョウジの話によれば、その塩基配列は強烈な力を持っていて、下手をしたら、相手の卵子を破壊しかねないと言う。
「伝説によれば、『龍の忍者』というのは、龍神の力をその体内に宿す者であると聞く。その伝説も、あながち眉唾物でもないのかもしれないね……。よほど選び抜かれた母体でなければ、彼の子どもを身籠もるのも、おそらく難しいかもしれない……」
「そうか………」
 キョウジの話を聞きながら、シュバルツは複雑な気持ちになる。
 ハヤブサには、子を望む気持ちが、『家族』を望む気持ちが、確かにあった。愛情深い彼は、本当に、良い父親になるだろう。
 だが、その伴侶となる相手は、自分の意思だけでは選べない可能性がある、と言うことだ。

「龍の血を残せ」という使命を突きつけられたら、ハヤブサはどうするのだろう。
 そのとき、私が取るべき行動は────

「しかし、惜しかったなぁ。万が一シュバルツが身籠もったら、色々と貴重なデータが取れたかもしれないのに」

「へっ!?」

 何かとんでもない言葉を聞いたような気がして、シュバルツはがばっと、跳ね起きる。その言葉を吐いたキョウジは、椅子の背もたれにもたれかかりながら、手の内でボールペンを弄んでいた。
「DG細胞と、龍の遺伝子の結合────興味深い研究材料だと思わない?」
「おい」
 そう言いながらにっこりと微笑むキョウジに、シュバルツは激しい目眩を感じていた。

 確かに、興味深い研究材料というのは理解できる。
 理解できるが────

 いやいやいや、研究に進んじゃ駄目だろう。
 DG細胞だぞ!?
 それを、他人様の遺伝子を巻き添えに研究などと、道義的にも許されるはずが無い。
 それなのに、研究のことを話すキョウジの瞳が、とても生き生きとしていたから────

 シュバルツは、思わず叫んでしまっていた。

「この………マッドサイエンティストが─────!!

 それに対してキョウジの「ゴメン、ゴメン〜」と、軽すぎる謝罪が部屋に響く。
 二人のじゃれ合う様な声が、下町の空に、吸い込まれていくのだった。

                                  (了)




 はい!
 何とか書き上げることが出来ました〜。と、言っても、誰も読みに来て下さっている気配がない小説(^^;……見事ww
 まあまあ、趣味の世界で思いの丈を好きなだけ吐き出しているだけの小説なので、don't mind !  ドンマイです
 一応、気遣ってR-18の時は、前置きをつけるようにしていたのですが、ここまで読みに来られていないのだったら、もうたぶん要らないですね(^^; 次回からは省かせていただきます。たぶんその方が、読者様で的にも読みやすいでしょう。作品に作者の都合など、ある意味最も要らない物だと思いますので。そしてその方が、更新も楽wwww 手抜きしてしまってすみません。
 まだまだ、これから先もぽちぽちと書いていきますので、気が向いたj方はどうかおつきあいいただければ、これ幸いかと存じます。

 それではまた、次回作でお会いしましょう!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
 いつも愛読していただいてありがとうございます(^^)。
また、気持ち玉へのクリックもありがとうございます! 
ものすごくものすごく励みになります。
アンケート実施しています(*^^*)ご協力お願いいたしますm(__)m
 当方のブログの内容とあまり関係の無いTBは、削除させていただきます。
 悪しからず、ご了承ください。

アンケート実施中

刹那の中の永遠 19(R-18) 農家の嫁の日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる