農家の嫁の日記

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災害で亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を捧げるとともに、心よりのお見舞いを申し上げます。
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zoom RSS 例え、共に死ねずとも B (R-18)

<<   作成日時 : 2016/12/17 00:33   >>

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 どうも、こんばんは。農家の嫁です。
 ハヤブサさん×シュバルツさんのBL小説で、絡みのシーン真っ最中です。
 興味のある方だけ、どうぞお読み下さい。それ以外の方は、Uターン願います(^^;
 存外Twitterにこのままあげても、読まれないことが分かりました。ある意味安心して、あげられますね☆(←おいΣ( ̄□ ̄lll)
 それでは続きよりどうぞ〜〜〜


























「ハヤブサ……! あっ!!」

 腰から脳天にかけて突き抜けるような快感に、シュバルツは思わずハヤブサに縋り付く。その時、シュバルツの右手に、ぬるりとした生暖かい感触の物が絡みついてきた。

「?」

 何に触れたのか確認しようと、シュバルツは己が右手を見る。そして────絶句した。
 何故なら自分の右手が、『血』らしき物で真っ赤に染まっていたからだ。
「な─────!」
 自分の右手がこんなに血だらけになるほど切れているはずがない。ハヤブサが傷を負っている可能性があった。
「ハヤブサ………!」
 このままではいけない。彼の傷を確かめなければ、と、シュバルツはもう一度、ハヤブサの背に手を伸ばそうとする。しかし、その右手は寸前のところでハヤブサに絡め取られ、ダンッ!! と、布団にたたきつけられるように押さえ込まれてしまった。
「あっ!!」
 そのまま後ろから、羽交い締めにされるように押さえ込まれる。なおいっそう、楔を深く打ち込まれた。
「駄目……だッ! ハヤブサ………ッ!」
 シュバルツは必死に、その体勢から逃れようとする。彼の傷の手当てをする方が先だと思ったからだ。
 しかし、ハヤブサの腕が、足が、楔が────それを許してくれない。犯される深度は深まっていくばかりで。
「ハヤブサ………! ああっ!!」
 ハヤブサの傷を確かめることも出来ないままに、シュバルツは何度も高みへと追い込まれてしまうのだった。


「シュバルツ……!」

 木の上で黄昏れていた愛おしいヒトを見た瞬間、ハヤブサはどうしようもない焦燥感に駆られた。

 会いたかった
 会いたかったんだ
 シュバルツ……!

 有無も言わさず、唇を奪う。

「ん………!」

 一瞬シュバルツから抵抗されたが、すぐに彼は身を委ねてきてくれたから。
 そのまま、彼を強引に拉致る様に、旅館へと連れ込んでいた。
 褥に入り、すぐに彼を暴き立てる。

「あ…………!」

 愛おしいヒトは身を捩りながら、すぐにしどけなく乱れてくれた、から。
 その肌に。
 その甘さに。
 美しさに。
 際限なく溺れたいと、願った。

 なのに、目を閉じると浮かんでくるのは、先程までいた戦場の映像。

 請け負ったミッションは、無事に成し遂げた。
 報償も手に入れ、『龍の忍者』としての栄誉も、また、自分は積み上げたらしい。

 だが─────それが何だというのだろう。

 ならば、あそこで転がっていた骸は。
 救えなかった命は。
 見捨てた命の数は─────

 動かぬ娘を抱きかかえて、泣き叫ぶ父親の慟哭が耳朶を打つ。
 親を求めて叫ぶ子どもの声が、後を追いかけてくる。

 自分は、何が出来た?
 何が出来た?
 何も─────出来なかったではないか。

「あ………! あ…………!」

(シュバルツ………)
 腹の下で身をのたうたせる愛おしいヒトを見つめながら想う。
 この優しいヒトを、あの悲惨な戦場に連れて行かなくて良かったと。
 このヒトがあんな光景を見たら、酷く傷ついてしまうだろう。総てを投げ出して、総てを救おうと、してしまうだろう。

 そんなことはするのは愚かだ。愚の骨頂だ。
 自分が生き延びるためには、絶対にしてはならないことだった。
 命は、選択されてしまうのだ。
 もうすでに世界は─────『平等』ではなかった。

 だが、俺の腹の下にいるこのヒトは
 総てに手を差し伸べようとするのだろうか。
 俺が思いも付かないような方法で、総てを救おうと、するのだろうか。

 答えてくれ、シュバルツ。
 お前は本当に─────そこに、居るのか?
 そんな愚かなことをする奴が、今、本当に俺の腕の中に、いるのだろうか。

 肌に吸い付き、キスマークをつける。
 だが、その白い肌は、すぐにその跡を消してしまう。
 彼のヒトを形作る『DG細胞』は、その再生力故に、少しの傷も、その肌にとどめ置くことを許さなかった。

 嫌だ。
 嫌だ。

 俺はお前に─────自分の存在を、刻みつけておきたいのに。

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