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当ブログでも発表している『キョウジ兄さんに捧げる物語』を小説同人誌にしました。手作り感満載ですが、興味ある方はどうぞ〜

災害で亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を捧げるとともに、心よりのお見舞いを申し上げます。
がんばれ日本!!

zoom RSS テーマ「戦う君に、花束を」のブログ記事

みんなの「戦う君に、花束を」ブログ

タイトル 日 時
戦う君に、花束を 75
 ガラガラと、周囲の岩が崩れる音。  粉塵が舞い、息苦しさに襲われる。  だがすぐに、新鮮な空気の流れを感じて、ナディール姫は顔を上げた。 ...続きを見る

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2017/03/24 01:45
戦う君に、花束を 75
「もう!! 何を言っているのよ!? 母さん!!」 ...続きを見る

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2017/03/23 01:56
戦う君に、花束を 74
 助けられる?  本当に────? ...続きを見る

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2017/03/21 23:21
戦う君に、花束を 73
 敵を屠った龍の忍者は、姫の手を引いて再び走る。 ...続きを見る

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2017/03/20 21:46
戦う君に、花束を 72
「ほら……! 体調が万全じゃないのに……!」 「地下は、通路が複雑に入り組んでいます! 不用意に入るのは危険すぎます!!」 「うう…………!」 ...続きを見る

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2017/03/20 01:17
戦う君に、花束を 71
「ミレイ!!」  ロアンヌが駆け寄って介抱する。ミレイは2、3回頭を振ると、がばっと起き上がっていた。 「あとちょっとだったのに………!」  ミレイはそう言いながら、悔しそうに天井近くにある窓を見つめる。窓からは不吉な波の音が、ザブ、ザブ、と、部屋の中に入り込んできていた。 「もういいわ……! ミレイ………!」  ロアンヌは思わず、ミレイに縋り付いていた。 「これ以上はもうやめて………! 怪我をしてしまう……!」 ...続きを見る

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2017/03/18 23:48
戦う君に、花束を 70
「よし」  ハヤブサは頷くと、静かに歩き出す。ナディール姫も、その後ろを、静かについていった。 ...続きを見る

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2017/03/17 15:19
戦う君に、花束を 69
「ま、窓……閉められないの……?」 ...続きを見る

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2017/03/17 01:10
戦う君に、花束を 68
「……………」    牢の中でロアンヌは、寝苦しさを感じていた。 (なぜ、こんなに眠れないのかしら………)  ロアンヌはそう感じて、寝台から身体を起こす。窓から差し込む月の光が、とてもきれいだと思った。 ...続きを見る

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2017/03/15 13:44
戦う君に、花束を 67
「いえ、平気です。大丈夫………」  そう言いながら、彼女は周りを見渡す。  もう何度も、シェフの奥さんと娘の名前を呼んだ。しかし、何の反応もない。 (この辺りには、いないのかもしれない………)  そう考えた姫は、断を下した。水没する地下通路は、確か、ここだけではなかったはずだ。 「ハヤブサ様」 「ん?」  答える龍の忍者に、姫は言葉をつづける。 「これだけ呼び掛けても反応がない、と、言うことは、この辺りにはいらっしゃらないかもしれません………」 「確かにな」 「ほかにも、水没... ...続きを見る

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2017/03/13 23:36
戦う君に、花束を 66
「………なぜ、こうも姫様を狙う刺客が、何人も入り込んでくるんだ……。警備は強化しているはずなのに………」  そう言いながら、頭を抱え込んでしまうイガール。兵士たちもそんな隊長に、声をかけようがなくて、おろおろするしかなくなってしまう。 ...続きを見る

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2017/03/13 01:01
戦う君に、花束を 65
 それなのに、自分は何をやっていたのだろう。  家族に迷惑をかけ  姫様に、迷惑をかけ  挙句───── ...続きを見る

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2017/03/12 00:07
戦う君に、花束を 64
「…………………」 ...続きを見る

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2017/03/11 00:29
戦う君に、花束を 63
「姫様…………無事に、シェフのご家族を見つけられるといいな……」  同僚の言葉に、モガールも頷いた。 「そうだな…………」  そのまま、しばし地下通路の入り口を見つめていたモガールであるが、やがて、ポツリとこう言った。 ...続きを見る

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2017/03/10 00:35
戦う君に、花束を 62
「いえ、何でもありません。行きましょう、ハヤブサ様」  そう言って、ナディール姫は厨房から出ていく。ハヤブサも、あとについて、出て行った。 ...続きを見る

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2017/03/09 02:26
戦う君に、花束を 61
(助けられる………?) ...続きを見る

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2017/03/08 00:07
戦う君に、花束を 60
(でも…………) ...続きを見る

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2017/03/07 00:35
戦う君に、花束を 59
(今日ハ………この辺りデ、私も引き上げルコトにしヨウ……。だが、引き上げル前に………姫、お前に一つ、教えてオイテヤル……) ...続きを見る

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2017/03/06 01:50
戦う君に、花束を 58
(ククククク………) ...続きを見る

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2017/03/05 00:09
戦う君に、花束を 57
「……………」  ハヤブサは、何かをあきらめたように、一つため息を吐く。  シュバルツのそばに、つかつかと歩み寄っていって──── ...続きを見る

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2017/03/04 00:33
戦う君に、花束を 56
「ありがとうございます!! 姫様!!」 ...続きを見る

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2017/03/02 23:47
戦う君に、花束を 55
「…………!」  姫が、ぎゅっ、と、唇をかみしめている。ハヤブサは、さらに質問を続けた。 「お前の役目は、毒を盛るだけか? 人質がどこにいるか知っているのか?」 「ああそうだ! 俺は、姫の料理に毒を盛る係をしていたんだ! ただ、「人質がどこにいるかまでは知らねぇ!!」 ...続きを見る

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2017/03/02 01:25
戦う君に、花束を 54
「止めるなよ、シュバルツ………! お前が止めても、俺は────!」  殺気だった眼差しを向けてくるハヤブサに、シュバルツはにっこりと微笑みかけた。 ...続きを見る

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2017/02/28 14:23
戦う君に、花束を 53
「何を抱えているのかは知らないが、死ぬのはよくない」 ...続きを見る

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2017/02/27 23:37
戦う君に、花束を 52
「あ………りがとう、ございます……。立てます」 ...続きを見る

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2017/02/26 22:22
戦う君に、花束を 51
「厨房に、行きます」 ...続きを見る

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2017/02/25 23:39
戦う君に、花束を 50
「『全てのことに、偏見を持って接してはならない』……これは、シャハディ家に伝わる『家訓』です。その………ハヤブサ様と、シュバルツ様が『恋人同士』という事実には、びっくりしましたが………」  ナディール姫は、うん、と、頷いて顔を上げる。 「それだけで、ハヤブサ様やシュバルツ様を、奇異な目で見る必要は、ないと思います。特にハヤブサ様は………十分に信頼に足るだけのことを、今まで私にしてくださっているのですから………」 ...続きを見る

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2017/02/24 13:09
戦う君に、花束を 49
「……………!」  さ〜っと、顔色が変わるイワンコフに向かって、龍の忍者はとてもいい笑顔を向けた。 ...続きを見る

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2017/02/23 14:19
戦う君に、花束を 48
「ここはな……調理道具を置いてある倉庫だ。鍵も、俺が預かっている」 ...続きを見る

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2017/02/21 23:10
戦う君に、花束を 47
「……………!」  どよ、と、厨房の中の空気がざわめく。 (あの新人、姫様に料理を食べさせたのか……) (すごいな……。どういう魔法を使ったんだ……)  もちろん、その称賛の言葉は口には出されない。イワニコフの八つ当たりが、こちらに向かってくるのが、目に見えているからだ。  しばらく呆けたように、あらぬ方向を見つめていたイワニコフであるが、はっと我に返ると、シュバルツに詰め寄ってきた。 「ひ、姫様は………!」 「はい?」 「ひ、姫様は……! 間違いなく、料理を食べたのか……?... ...続きを見る

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2017/02/21 00:04
戦う君に、花束を 46
「ほう…………」 ...続きを見る

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2017/02/20 00:49
戦う君に、花束を 45
「どうしたんですか!? 怒鳴り声が────!」  あまりの大音に、警備兵が駆け込んでくる。 「何でもない! 大丈夫だ!」  ハヤブサは憮然と答え、シュバルツはいつの間にか、元の給仕の格好に戻っている。ものすごい早業だ。 「……また刺客ですか?」  呆れたように言う警備兵に、ハヤブサは「そんなところだ」と、返す。警備兵はやれやれ、と、深い溜息を吐いた。 「何か我々に出来ることがあれば、遠慮なく仰ってください!」 兵士はそう言って敬礼して持ち場に戻る。場が落ち着いたのを確認して... ...続きを見る

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2017/02/18 23:03
戦う君に、花束を 44
 その日も朝から多忙を極めた。  相変わらず、目が回るほどの過密スケジュール。そんな中でも姫の非常食の確保だけは、ハヤブサは何とか成功させていた。  相変わらず、食事に毒は入れられ続けているし、刺客は引けも切らない。  大后とその一派と思われる者たちから、嫌味を言われたり、嫌がらせに近い行為をされたもりしている。 (なるほど、並みの神経の者であれば、参ってしまうかもしれんな………)  そう感じて、ハヤブサは苦笑する。  しかし、大后やその他の者たちからの嫌味など、ハヤブサからして... ...続きを見る

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2017/02/17 18:37
戦う君に、花束を 43
「気にするな」  そう言って、ハヤブサは彼女の部屋から出ていく。しばらくすると、彼女の部屋からすすり泣く声が聞こえてきた。 (参ったな……)  ハヤブサはため息を吐きながら、その声を聴いていた。  姫は、皆の前では明るく闊達に振る舞う姫であるが、夜、独りになると違う。  暗がりの中、独りで涙を流す時が、間々あった。 ...続きを見る

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2017/02/16 23:07
戦う君に、花束を 42
 姫が、言わんとしていることを、咄嗟に測りかねて、ハヤブサは小首をかしげる。ナディール姫の消え入りそうな声は、なおも続いた。 ...続きを見る

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2017/02/14 00:46
戦う君に、花束を 41
(シュバルツ……。どうか、気を付けて………) ...続きを見る

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2017/02/12 23:39
戦う君に、花束を 40
「………………」 「………………」  シュバルツとキョウジは、しばし互いにじっと見つめ合う。  そして、先に口を開いたのはやはり、キョウジの方であった。 「もう一度、確認するけど、シュバルツ………」 「ああ」 「シュバルツに、あの『蜘蛛』は、見えていないんだよな………?」 「ああ………」  シュバルツは淡々と頷く。 「私には、あの姫君は、普通の状態に見えている………」 「……………」 「……………」  再び部屋に、沈黙が訪れる。 ...続きを見る

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2017/02/11 23:51
戦う君に、花束を 39
 その取材映像は、すぐに編集されて、日本の夕方のニュースで紹介された。  ノゾムの「ドモン・カッシュのファンだ」と言う映像は、ニュース番組とは別に、動画投稿サイトに公開されていた。 ...続きを見る

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2017/02/11 00:48
戦う君に、花束を 38
 それは、日本のマスコミの取材が、ほぼ終わるときにおこった。 ...続きを見る

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2017/02/09 23:20
戦う君に、花束を 37
「まず、9時より、朝の執務を執り行っていただきます」 ...続きを見る

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2017/02/09 00:47
戦う君に、花束を 36
(真っ先に思い浮かぶのは、イガール隊長だが…………) ...続きを見る

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2017/02/07 21:47
戦う君に、花束を 35
 ふとよみがえる、懐かしい、記憶。 ...続きを見る

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2017/02/07 00:42
戦う君に、花束を 34
 でも、いいのだろうか?  本当に  本当に──── ...続きを見る

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2017/02/05 23:28
戦う君に、花束を 33
「ハヤブサ様……。私はそろそろ、休もうと思っています」 「そうか」 「ですから、ハヤブサ様も、どうかお休みに」 「俺は俺で、勝手に休む。気にするな」 「ですが、きちんとした部屋で、お休みにならないと……」 「……………」  ハヤブサは、潜んでいた場所から姫の前に姿を現す。 「案ずるな。俺はここの客人ではない」 「ハヤブサ様………」 「俺は、『仕事』をしに来ているだけだ。本来ならば、こうしてお前の前にも、いるはずもない人間だ」  そう言いながら、闇に溶け込むような色の忍び装束を... ...続きを見る

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2017/02/04 23:46
戦う君に、花束を 32
「そうですか……」  姫は優しく微笑むと、そっと短剣を枕元に置き、薄い絹の上着を羽織る。『武器』を持って、義弟に近づくわけにはいかないから。 「わかりました。参りましょう」 「いつもいつも……申し訳ありません……」 「いいのよ」  そのまま静かに、部屋の出入り口に歩んでいくナディール姫。ただ、部屋から出るとき、その長い廊下の暗さゆえに、少しの恐怖を感じた。 ...続きを見る

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2017/02/04 00:22
戦う君に、花束を 31
「………………!」  ハヤブサは、ぎり、と、歯を食いしばっていた。  彼女は自分が安住できる『城』という居住地にいながら、そこにはいない。食料を安心してとることができない状況など─────過酷な戦場にいることと、同義ではないか。 ...続きを見る

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2017/02/03 01:00
戦う君に、花束を 30
(お腹すいたな………)  書類にハンコを押しながら、ナディール姫のお腹は健康的に空腹を訴えてくる。 (でも、今日は少しましかな……。市場で少し、食べることができたから……)  きゅるるるる、と、鳴るお腹を宥めながら、彼女は執務を続けていた。 ...続きを見る

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2017/02/01 22:54
戦う君に、花束を 29
「お待たせしました!」  ナディール姫が執務室に走りこむと、すでに机の上には、決済待ちの書類が山と積まれていた。 「うそでしょ!? こんなにあるの!?」  思わず悲鳴を上げるナディール姫に、カライ内大臣が、ぴしゃりと現実を告げる。 「夢でも幻でもございません。紛うことなき、圧倒的現実でございます」 「…………!」 「だから私は申し上げたはずですよ。『今日の街歩きはおやめください』と」 「うう…………」  グッと縮こまるナディール姫に、カライ内大臣は、さらにちくりと追い打ち... ...続きを見る

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2017/01/31 15:50
戦う君に、花束を 28
(いいなぁ……)  ハヤブサが持つ数々の食料品に、ナディール姫の食欲は素直にそそられている。 「ん? どうした?」  あまりにもじっと姫からみられるので、ハヤブサの方が、ぎゃくに、少し居心地の悪さを感じていた。 「……まさか、ほしいのか?」 「い、いいえ!」  ナディール姫は、あわてて首を振る。 「じ、時間もないですし、こんな格好で立ち食いなんて………!」  そこまで言った瞬間、ナディール姫の腹の虫が「グ〜〜〜〜〜〜〜!」と、大音響を奏でる。 「そんなはしたないこと…………! ... ...続きを見る

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2017/01/30 16:33
戦う君に、花束を 27
「……ほれ、できたぞ。……まったく、鍛えておるとはいえ、あんまり無茶はせんようにな」  包帯を巻き終わった老医師が、やれやれ、と、ため息を吐く。ハヤブサは、軽く頭を下げていた。 「………しかし、まるで『筋肉の鎧』じゃな……。どれだけ鍛えたら、そうなるんじゃ……」 「……………」  ハヤブサは、それには答えずに、黙々と服を着ている。 (寡黙者同士……。会話が弾まないことこの上ないわね……)  そんな様子を見ながら、横にいた看護士は苦笑するしかなかった。 「先生、ありがとう……。お世話... ...続きを見る

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2017/01/30 00:05
戦う君に、花束を 26
(シュバルツ……)  脳裏に、愛おしいヒトの、優しい笑顔が浮かぶ。 (ハヤブサ……)  木漏れ日の中、優しく佇んでいる、大切なヒト。  会いたい、と、願ってしまった、その刹那。 「う…………!」  背中と腕の痛みを、身体が思い出してしまう。ハヤブサは低く呻いて、壁にもたれかかってしまった。 「ハヤブサ様……!」  ナディール姫が、弾かれたように走り寄ってくる。 「大丈夫ですか!? 怪我を───!」 「平気だ……。すぐ、治る………」 「大丈夫なわけないじゃないですか! 血がし... ...続きを見る

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2017/01/28 23:12
戦う君に、花束を 25
「申し訳ない!! ハヤブサ殿!!」 「イガール殿……」 「あの瞬間、私や姫様を、守ってくださったのでしょう!?」  ここで、廊下に走りこんできたナディール姫も、イガールとハヤブサのそばに近寄ってきた。 「あなたが咄嗟にああしてくれなければ、私も、そして姫様も死んでいた……! 最悪、私は姫様を殺していたかもしれない……!」 「イガール………」  ナディール姫は、頭を下げ続けるイガールに声をかけようとする。しかし、それよりも早く、イガールの方が口を開いた。 ...続きを見る

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2017/01/28 00:24
戦う君に、花束を 24
「カライよ………」 ...続きを見る

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2017/01/26 13:40
戦う君に、花束を 23
「え…………? え…………?」 ...続きを見る

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2017/01/25 15:49
戦う君に、花束を 22
 闘技場の入り口が見えた。  あと少し。  迷わずドアの取っ手に手をかけ、開ける。 ...続きを見る

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2017/01/25 01:23
戦う君に、花束を 21
「姫様!! なりません!!」  当然、姫の警護に当たっていた兵士たちが、彼女を止めようとする。しかし。 ...続きを見る

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2017/01/24 13:51
戦う君に、花束を 20
 なんという膂力。  突進力───── ...続きを見る

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2017/01/23 15:07
戦う君に、花束を 19
「………………」  ハヤブサは、静かに息を吐く。 (集中……! 集中するんだ……!) ...続きを見る

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2017/01/23 01:22
戦う君に、花束を 18
 城から出て、馬車で移動していく。石畳の道を山に向かって進んでいくと、その裾野に、コロッセオのような建物があった。 (ずいぶん、古い建物だな……。いつの時代に建てられたものだろう)  いろいろと、自分の中の学術的好奇心が疼く。もしも時間ができれば、この国を本当にゆっくり観光したいと、ハヤブサは思った。  しかし、今は残念ながらそれどころではないので、気持ちを切り替える。  しばらく待っていると、イガールを乗せた馬車が到着した。中から、武装したイガールとカライ内大臣がその姿を現す。... ...続きを見る

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2017/01/22 00:23
戦う君に、花束を 17
(信じよう) ...続きを見る

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2017/01/21 02:58
戦う君に、花束を 16
「ふう………」  大后の姿が完全に見えなくなってから、ナディール姫は顔を上げる。 「姫様……!」  その彼女に向かって、イガールが声をかけていた。 「姫様、大丈夫ですか……? ご不快な思いを………!」 「私は平気よ。大丈夫」  それに対してナディール姫は、穏やかな笑顔を見せていた。 「それよりも……ごめんなさいね。なんだか、変なことになっちゃって……」 「いえ、私は大丈夫です。これで、大后から姫様を守れるのなら……」 (ああ、やっぱり、そういうことなのか)  ハヤブサは、なん... ...続きを見る

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2017/01/20 01:32
戦う君に、花束を 15
「とにかく、この者にはナディール姫の『護衛』としてついてもらう。そうすることが、我が国にとって───」 「まあ! 内大臣! あなたともあろうお方が、各方面への許可も取らずに独断で、このどこぞの『馬の骨』とも知れぬ者を、勝手に城にあげるというのですか!?」 (馬の骨………)  あまりにもはっきりと、ここまで罵倒されたこともハヤブサの人生の中ではそうない経験なので、ハヤブサは、怒りを通り越して笑いすらこみあげてきた。  確かにここでは自分は余所者で、『馬の骨』と罵られても仕方のないことではあ... ...続きを見る

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2017/01/19 00:08
戦う君に、花束を 14
「姫様もイガールも甘すぎる……! よろしいか? 姫様は命を狙われておるのですぞ!? 騎士であるならば、何を置いても姫の護衛を優先すべきはず。妊婦の件も、イガールが自ら行かず、部下に任せるなどの対応の仕方が、あったはずではないのですかな?」 「そ、それは……!」  イガールが、グッと言葉に詰まっている時、隣にいた兵士が助け舟を出すかのように、口を開いた。 「お言葉ですが、内大臣……。イガール隊長の前には、妊婦だけではなく、次から次へと助けを求める市民が現れまして……」 ...続きを見る

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2017/01/17 22:41
戦う君に、花束を 13
「あら、ナディール、こんなところにいたのですね」 「はい。お義母様には、ご機嫌麗しゅう……」  そう言って、ナディール姫は礼に則り、丁寧に畏まる。それに対して、女性は、チラリ、と視線を走らせると、はぁ、と、忌々しそうに溜息を吐いた。 「ナディール……。貴女はまた、そんな町娘のような恰好を……」 「………………」  女性の言葉に、ナディール姫は、ただ沈黙を返す。 「まったく、あなたという人は……! 何度言えばわかるのですか!? あなたは『王族』としての自覚が足りなすぎます!! このまま... ...続きを見る

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2017/01/16 17:50
戦う君に、花束を 12
「第2章」 ...続きを見る

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2017/01/15 22:54
戦う君に、花束を 11
 警戒を強めるハヤブサたち。  そこに、唸り声が聞こえてくる。 「何!? 何なの!?」 「ひ、姫様!!」 「どうか、我らのそばを離れずに!!」  じりじりと固まる3人を背に守るように、ハヤブサが立つ。  唸り声は徐々に大きくなり、辺りの壁に反響し、包み込まれるかのような錯覚を覚えた。  やがて、闇からのそりと巨大な獣のような物が、姿を現した。  4つ足歩行で、一見オオカミのように見えたが、そう呼ぶにはその身体はあまりにも巨大すぎた。  異形の生き物────ハヤブサがそう判断... ...続きを見る

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2017/01/14 23:57
戦う君に、花束を 10
「いろいろとお前に聞きたいことがある。質問してもいいか?」  ハヤブサの問いかけに、姫は「どうぞ」と頷いていた。 「お前は………俺を『信用』するのか?」 ...続きを見る

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2017/01/13 23:12
戦う君に、花束を 9
「走れ!!」  敵を撃退したハヤブサが叫ぶ。 「逃げるのだろう!? 早く!!」 ...続きを見る

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2017/01/12 23:34
戦う君に、花束を 8
「きゃ───っ!?」 「ひ、姫様!! 我らの後ろへ!!」 「お、おい! 貴様!! 何者だ!! ひ、姫様に無礼を働いたら、承知しないぞ!!」  トマスとモガールが、ナディール姫をその背後に庇い、おっかなびっくりといった風情で、槍をハヤブサに向けてくる。 「………………」  しばらくそれを無言で見つめていたハヤブサであったが、やがて、はあ、と、大きくため息を吐いた。 「勘違いするな。俺は、お前たちの味方だ」 ...続きを見る

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2017/01/11 16:02
戦う君に、花束を 7
 だから頼む。どうかそれまでは、何事も起きないでほしい。  相手の信用を得られない状態で、相手を『守護する』ということは、非常に難しいことであるのだから。  祈るような気持ちで、ハヤブサは姫たちの後ろをついて行っていたのだが。 ...続きを見る

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2017/01/10 22:25
戦う君に、花束を 6
 店から出たナディール姫は、スムージーを食べながら、市場の道を歩く。その姿は本当に、ただの町娘にしか見えない。初対面の人が彼女をこの国の『王女だ』と、見抜くのは、かなり不可能に近いだろう。  それでもナディール姫の後ろからついてきている兵士たちからしたら、生きた心地がしなかった。自分たちは城から脱出したナディール姫に気がついて、たまたまついてきたに過ぎないのだから。 ...続きを見る

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2017/01/09 14:55
戦う君に、花束を 5
「ええっ!?」 ...続きを見る

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2017/01/08 13:45
戦う君に、花束を 4
「ロバート・フィッシャーさん……」  空港の検閲官は、提出されたパスポートと、目の前で佇む青年の姿を見比べる。パスポートにも不備がなく、写真と間違いなく同一人物だと確認した検閲官は、滞りなく入国手続きを進めていた。 「こちらには、どういう目的で?」  問いかけに、青年は穏やかに答える。 「写真撮影と、戴冠式の取材です」  青年の職業欄を確認したを確認した検閲官は、なるほどと納得した。この王国も、戴冠式が行われる日が近づいてきている。それゆえに、世界各国からそれを取材に来る彼のよ... ...続きを見る

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2017/01/07 15:30
戦う君に、花束を 3
「……と、言うわけで、リュウ。この依頼には、俺の国も一枚かませてもらう。戴冠式までナディール姫を守り通してくれたら、成功報酬に我が国の気持ちも上乗せさせてもらおう」 ...続きを見る

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2017/01/06 02:54
戦う君に、花束を 2
「第一章」 ...続きを見る

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2017/01/05 00:19
戦う君に、花束を 1 (R-18)
 予告通り、新しい小説を書き始めます。  そしてしょっぱなからハヤブサさん×シュバルツさんのBLですが、色っぽい場面は今回控えめになるので、これ以降でない予感がしないでもないです。二人の関係はこういうものだよと、説明するために入れちゃってごめんなさい。 ...続きを見る

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2017/01/04 01:42
戦う君に、花束を  登場人物紹介
 え〜〜こんにちは、農家の嫁です。 ...続きを見る

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2017/01/03 13:34

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