農家の嫁の日記

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当ブログでも発表している『キョウジ兄さんに捧げる物語』を小説同人誌にしました。手作り感満載ですが、興味ある方はどうぞ〜

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zoom RSS ただひたすらに、君を想う。 9(R-18)

<<   作成日時 : 2015/06/23 15:34   >>

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 皆様こんにちは〜。農家の嫁です。
 暑くなってきましたね〜。私もぼちぼちと頑張っておりますよ〜。

 さて今回もぬるいですが「そう言う場面」の真っ最中でありますため、R-18とさせていただきます。
 ……と書いたところで、ここに来られている読者様の数から判断しても、この前置き、本当に良らんだろうな〜と思いつつ……。
 ハヤブサさん×シュバルツさんです。これが理解できない方はUターンで!
 楽しめる方は、どうかお楽しみください。

 この小説を連載時だして思うところはいろいろありますが、後悔だけはしていません(^^;
 書きたい物を書く。これが私の生きる道〜!















「―――――ッ!!」

 カッと、朱に染まる頬。図星を指されてシュバルツは焦った。
 逃げ出したくなって足掻くが、ハヤブサはそれを許してはくれない。
「答えてくれ、シュバルツ」
「う…………!」
「お前は……『嫉妬』をしてくれているのか……?」
 逃げも隠れも出来ない所に、ハヤブサの真摯な眼差しがぶつかる。
「……………」 
 シュバルツはあきらめたように、小さく息を吐いた。
「……そうかもな……。私は確かに、『嫉妬』をしているのかもしれない………」
(でも駄目だ。本当は……。こんなに執着しては――――)
 人間ですらない、まして、自分の身体を構成している『モノ』は、何時かハヤブサを殺してしまうかもしれない。
 だから自分は、何時でも身を引けるようにしておかなければならないのに――――。

 その『可能性』を僅かに感じ取っただけで、こんなにも軋んでしまう『ココロ』
 気づかれてはいけなかった。
 彼に執着してしまっている自分を、ハヤブサに感づかれてはならなかった。

 そうでなければ、ハヤブサから身を引くべき時に、彼にいくばくかでも負担をかけてしまう事になる。それを、シュバルツはひどく恐れた。

(大丈夫だ。何てことはない事なのだから……)

 無理やりにでもそう思って、シュバルツはその面に笑みを浮かべる。だけど、ハヤブサの唇は、彼の瞳から零れ落ちる涙を掬い取っていた。
 その唇の感触に、思わず「あ」と、声を上げるシュバルツ。涙を一通り掬い終わると、ハヤブサはシュバルツを嬉しそうに抱きしめて来た。

「嬉しいよ……シュバルツ……! 泣くほど嫉妬してくれているだなんて――――!」

「馬鹿っ!! 違う!! 別に嫉妬して泣いている訳では――――!!」
 慌ててシュバルツは言い訳をするが、ハヤブサの方が既に聞いては居ない。シュバルツに頬ずりをしてから、うんうんと頷いている。
「そうか〜。俺もついに、お前にここまで想ってもらえるようになったんだな……! 頑張った甲斐があった……!」
「だから違うって、ハヤブサ――――!」
「嬉しい……! もっと嫉妬をしてくれ、シュバルツ……!」
 そのままハヤブサは、唇を求めてくる。
(ああもう………!)
 ハヤブサにされるがままになるしか術を持たないシュバルツは、あきらめたようにそれを受け入れる。
 ハヤブサの言っている事は当たっている。
 当たっているから、厄介だ。

 こんな事、本当はよくない事なのに。
 彼のためを思うのなら。
 彼の幸せを願うのなら。

 なのに何故―――――
 自分に触れて「愛している」と言っている時のハヤブサは
 こんなにも幸せそうなのだろう?

「……言っておくが、俺はもうずっと前から、相当嫉妬していたんだからな?」
「―――――!?」
 ハヤブサの言葉に、ぎょっ、となるシュバルツ。
「な、何で……?」
 問い返してくるシュバルツに、ハヤブサは「分かっていなかったのか?」と、言わんばかりの眼差しを向けて来た。
「お前、キョウジの身代わりで大学の講師をしている時、学生や同僚の奴らと、結構べたべたしているだろう」
「はあ?」
 シュバルツは思わず目を丸くする。
「それだけじゃない! 研究所に居る時だって、そこの教授や研究員たちと親しげに話をして―――――!」
「何を言っているんだ!? お前は! 学生は質問をしてきただけだ! 同僚とだってテストの打ち合わせやら実験の部屋の確保などの事務連絡で――――!」
「『カッシュ先生〜! ここが分からないんです〜!』なんて言いながら、お前の肩に手を回してきた学生なんか見た日には、うっかり『絶技』を発動しそうになったぞ」

「阿呆か――――――ッ!!」

 ハヤブサのこの言葉には、シュバルツも思わず鉄拳を振るっていた。
「大学とかで絶対にそんな事をするなよ!? キョウジに迷惑がかかるんだから――――!!」
「分かっているよ」
 シュバルツに殴られて吹っ飛ばされ、涙目になりながらハヤブサは起き上がる。
「だけど、心配なんだ! お前があまりにも可愛らしくて色っぽいから、悪い『虫』がついてしまわないかと……!」
「心配しなくとも、そんな特殊な目で私を見ているのは、世界でもお前ぐらいしかいないぞ」
 呆れてそう言い放ちながら、シュバルツはようやく大学で会った時のハヤブサの態度がやけにつっけんどんだった訳を、理解していた。知らない人の間に来ているから、彼の仏頂面が酷くなっている訳ではなかった。彼もまた――――嫉妬してくれていたのだ。自分に近寄って来る人間すべてに。
 生活して行く以上、人間関係をすべて断ち切る事など出来ない。だから、ハヤブサのこの物思いは、ある意味非常に迷惑な物であるとも言える。

 なのに――――『嬉しい』
 そう感じてしまうのは、何故なのだろう。

 対してハヤブサは「分かっていないなぁ」とため息をついていた。
「お前、少し自覚した方がいいぞ? 自分がどれだけ周囲に可愛らしさと色気を振りまいているか――――」
「心配するな! 例え万が一私に手を出してくる人間がいたとしても、ちゃんと対処するさ。お前以外に、身体を許したりはしない!」
「絶対だな?」
「―――――!」
 急接近してきたハヤブサの顔を見て、シュバルツは「しまった!」と、思った。自分がいま割と『語るに落ちた』内容の発言をしてしまったと自覚する。だがもう遅い。ハヤブサの面に、これ以上ないと言う程の幸せそうな笑みが浮かんでいる。『覆水盆に返らず』とは、まさにこのことだとシュバルツは思った。
「嬉しい……。お前も、俺の事を好いていてくれるんだな……」
「ハヤブサ………あ…………」
 優しく唇を塞がれ、シュバルツはまた、ベッドに押し倒されてしまった。

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