農家の嫁の日記

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zoom RSS 刹那の中の永遠 13(R-18)

<<   作成日時 : 2016/10/06 02:22   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

 皆様こんばんは〜。農家の嫁です(*^^*)

 久しぶりに読者様からコメントを頂けて、すごく生き返っております。
 嬉しいです!
 本当に嬉しいです!
 また頑張ろうって、素直に思えました!

 独りで頑張るつもりでも、こういうご褒美がたまに無いと、本当に枯れて言ってしまいますね。ちょっと最近あぶなかったです(^^;
 このうれしさを糧に、また、頑張っていきます。どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>


 さて、恒例の前置きを

 この小説は、ハヤブサさん×シュバルツさんのBL小説ですが、シュバルツさんが女性化しているため表現はNLとなっております。
 色々地雷がありすぎる小説なので、やばそうだと思った方は、ここでUターンすることをおすすめ致します。大丈夫。特に読まれなくても、貴方の人生に支障は無いはずですので(^^;

それでは楽しめる方は、続きよりどうぞ〜〜〜


























(………………!)
 それは、裏の世界で生き続けてきたハヤブサにとっては、生き抜いていくための本能とも言える囁きだった。
 騙すのも裏切られるのも当たり前な世界。
 目の前の出来事を素直に信じることは、即時の死に繋がってもおかしくはなかった。
 どんなに甘く、自分にとって都合の良い状況がお膳立てされていたのだとしても、それを鵜呑みにしてはいけなかった。そうしなければ、生きてはいけないのだから。

 だが、ハヤブサにとっての『シュバルツ』は違った。

(ああ、このまま騙されても良いな)

 ハヤブサの面に、恍惚とした笑みが浮かぶ。

 彼になら、殴られてもいい。
 殺されてもいい。
 自分は、それだけのことをシュバルツにしてしまったのだから。

 彼にはもう、二回も子種を注ぎ込んだ。
 思いは遂げたのだ。
 そして、「抱きしめたい」と、言ってくれた。
 これは嘘でも
 嘘でも良かった。
 その言葉を聞けただけで、自分は十分、幸せだった。
 だからもう、この後どうなろうとも────

 悔いは無い。

「……………」
 ハヤブサはそっと、シュバルツの中から己自身を引き抜く。
「は………! あ………ッ!」
 抜かれた刺激に、また感じてしまったのだろう。艶っぽい悲鳴と共に、びくびくっと、身を震わせるシュバルツ。彼の秘所からは、注ぎ込んだ子種が破瓜の血と共に、流れ落ちていた。
(綺麗だな……)
 これが人生最後の景色でも良い。そう思いながら、ハヤブサはシュバルツの腕を拘束している鎖を解く。愛おしいヒトは、ほっと、深い息を吐きながら、自由になった腕を確認するかのように動かしたり、さすったりしていた。
(拘束されていたんだ。無理も無い………)
 あらためて、彼に無体なことをしてしまったと、自覚するハヤブサ。
少し苦い顔をして彼を見下ろしていると、涙目のシュバルツと視線が合った。

「ハヤブサ……」

シュバルツから、手が伸びてくる。
その手は優しく、開かれていた。
そして、そのままハヤブサの肩に伸びてきて────

「………………!」

本当に優しく、抱き寄せられた。

「シュバルツ………!」
 驚くハヤブサを腕の中に包み込むように抱きしめると、シュバルツはそのままその背中をぽん、ぽん、と、優しく撫で始めた。…………いつものように。
(嘘だろう……!?)
 ハヤブサはただ呆然と、その抱擁を受けていた。何故ならこの抱擁は、情事が終わった後、シュバルツが必ずと言って良いほどしてきた物だからだ。
「今の総ての行為を、私は赦す」
 その明確な意思を、自分に伝えてくるために。

 シュバルツ、お前は
「赦す」というのか?
 無理矢理お前を、踏みにじった俺を
 妊娠する行為を、強要した俺を─────!

 嘘だ、そんなはずはない、と、ハヤブサはシュバルツの腕の中で混乱する。そうやってグルグルしているハヤブサに、シュバルツが声をかけてきた。

「ハヤブサ………。本当に…………」

「シュバルツ………?」

「本当に、お前は………私がどんな子どもを産んでも、責任とって、くれるのか………?」

 シュバルツの言葉に、ハヤブサははっと我に返る。慌てて大きく2度、3度と頷いた。
「当たり前だ! お前との子どもなら、俺は何人でも欲しい! それこそ、どんな子どもでも────!」
「まともな人間の形をしていないかもしれないぞ? それでもか?」
 シュバルツの言葉に、ハヤブサは言わずもがなと、大きく頷く。
「愚問だ。お前が、俺との間に産んでくれた子どもなら、それだけで愛おしい」
「……………!」
 真顔できっぱりと言い切るハヤブサを、シュバルツは半ば呆れるように見つめていたが、やがて、やれやれと小さくため息を吐いた。
「……もう、分かった……。ハヤブサ………」
「シュバルツ?」
「お前がそこまで言うのなら、もう私も、何も言わない……。ただ…………」
「ただ?」
 問い返すハヤブサに、シュバルツはにこりと微笑みかけた。

「私もこの行為に同意したことになるのだから、お前と同じ咎を、私も受けることになるのかな?」

「………………!」
 驚くハヤブサの背を、シュバルツの手がぽん、ぽん、となで続ける。
「何を言うんだ!? シュバルツ、俺が無理矢理────!」
 お前は、何も悪くない、と、言おうとしたハヤブサの唇を、シュバルツの指が優しく塞ぐ。
「良いんだ。それよりも、お前1人が責任を感じて、何もかもを背負おうとするのは嫌だ」
「シュバルツ………」
「せめて、罪を分かち合わせてくれ………。私たちは、『パートナー』だろう?」
「シュバルツ………!」

 ハヤブサは知らず、息が詰まりそうになる。

 知らなかった。

 こんなにも─────
 こんなにも幸せな景色が、この世にはあっただなんて────

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