農家の嫁の日記

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zoom RSS 刹那の中の永遠 16(R-18)

<<   作成日時 : 2016/10/14 00:37   >>

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 読んでくれる人がいてもいなくても、物語はつづいていきまする〜。
 子どもの部活のトラブルは、部活が休止になって、少しこちらも冷静さを取り戻しつつあります。
 色々考えて、勇気がたりなかったなぁ、とか、いやいやこれは譲れなかったとか。
 いろんな想いを抱えて、日々過ごしております。

 そのうち、もっと整理できるようになってくるのかなぁ。


 さてさて。恒例の前書きを。
 この小説は、ハヤブサさん×シュバルツさんのBL小説です。しかし、シュバルツさんが女性化しているため表現はNLとなっております。苦手な方はご注意を。楽しめる方は、続きよりどうぞお楽しみ下さい。
 それでは、どうぞ〜〜〜〜♪

























「ん………ッ!」
 過敏になってしまっている秘所は、紙の刺激ですら感じてしまう。
「は………あ…………」
 紙で拭き取りながら、シュバルツは少し、自分を慰めてしまっていた。紙と右手が、シュバルツの股座で暫し妖しく蠢く。
「あ…………!」
 酷く妖艶な景色────ハヤブサが起きていたら、きっとその痴態を「もっと」と、要求したことだろう。しかし残念なことに、龍の忍者はシュバルツの横で、規則正しい寝息を立てながら、昏々と眠り続けていた。
(何をやっているんだ私は。阿呆か)
 我に返り、軽く自己嫌悪に陥るシュバルツ。紙を手近にあったゴミ箱に捨てると、眠り続けるハヤブサに、そっと視線を落とした。
「……………」
 前髪に触れると、指の間からさらりと零れていく、絹のような琥珀色の髪。それを見つめながら、シュバルツは少し、幸せな気持ちになる。

 自分の横で穏やかに眠るハヤブサを見つめるのは好きだった。
 彼が自分のことを、完全に安心して信頼できる存在なのだと感じてくれていることが分かるから。

 彼の眠りを
 彼の心を、守れる存在でありたい。
 シュバルツはいつも、そう願っている。

(ハヤブサ………)

 シュバルツは、ハヤブサの横の布団に、そっとその身体を滑り込ませる。手を伸ばして彼の身体に触れると、ハヤブサの体温と鼓動を感じた。

 酷く幸せな瞬間なのに、何故、こんなにも切なさを感じてしまうのだろうか。

(もしも本当に、子どもがハヤブサにとって迷惑にしかならないようなら、私はすぐに子どもを連れて彼から身を引こう)

 そう決意して、シュバルツもまた瞳を閉じる。
 自分は、ハヤブサの幸せを願いこそすれ
 足手まといになりたくはないのだ。

 自分との間に子を望み、総てを受け止めるとハヤブサは言ってくれた。
 それだけでもう、自分は十分なのではないのか。

 本当に、子どもは出来るのだろうか。
 それでハヤブサは、本当に幸せになれるのだろうか。

 漠然とした不安を抱えながらも、シュバルツもまた、まどろみの中に意識を落としていった────


  「最終章」


 グオオオオオオオ────!!

 異様な咆哮が、辺りに響き渡る。
 目の前には、巨大な歪な形をした、黒いモンスターのような塊と、その横に、哀しげな顔をしたシュバルツの姿があった。

「すまない、ハヤブサ……。結局、こんな………。お前の子どもが……」

「──────!」
 シュバルツの言葉に、ハヤブサははっと息を呑む。
 この目の前の物体が、自分たちの子どもなのだとハヤブサが認識するのに、そう時間はかからなかった。
(嘘だろう……!?)
 目の前の事象を、何とか否定しようとする。だが、目の前の景色は、ハヤブサに容赦なく現実を突きつけるばかりで。

 子どもなのか?
 本当に?
 これが、俺たちの────!?

「ハヤブサ………。お願いだ。私と子どもを斬ってくれ……」

 シュバルツから、静かに懇願される。
 斬れるわけがないから、ハヤブサは当然首を横に振る。お前を斬りたくない、と、手を伸ばすが、シュバルツは哀しげに笑いながら、彼もまた、首を横に振った。

「無理だ……。この子にもう、私は取り込まれかけている。もう少ししたら、『私』という存在は、完全に消えてしまうだろう」

「シュバルツ……!」
「そうなる前に……。この子が大量殺戮をはじめてしまう前に……。私はお前に、斬られて死にたい」
「──────ッ!」
 ぐっと、唇を噛みしめるハヤブサの目の前で、愛おしいヒトの頬には、一筋の綺麗な涙が、伝い落ちていた。

「すまないな……。結局私は、『化け物』だったみたいだ……」

 違う、と、ハヤブサは叫ぶ。しかし、この圧倒的な現実の前に、その言葉は無力だった。

 何故だ。
 何故、こうなってしまった?
 シュバルツは、何も悪くないのに────

「お願いだ……! もう……時間が無い……ッ!」

 シュバルツの叫びに、苦しみが色濃く混じる。子どもの暴走を押さえる事が、もう限界に達しているのだろう。
 確かに俺は言った。
 子どもが出来ることによる総ての咎は俺にあると。総ての責任は、俺が取ると。
 ならば────!

 すらりと、龍剣を抜き放つ。
 それを見たシュバルツは、本当に────驚くほど綺麗に、微笑んだ。

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