農家の嫁の日記

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災害で亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を捧げるとともに、心よりのお見舞いを申し上げます。
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zoom RSS 戦う君に、花束を 54

<<   作成日時 : 2017/02/28 14:23   >>

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「止めるなよ、シュバルツ………! お前が止めても、俺は────!」
 殺気だった眼差しを向けてくるハヤブサに、シュバルツはにっこりと微笑みかけた。

「馬鹿だなぁ。真っ先に頭をつぶすだなんて……。そんな、簡単に殺してやってどうするんだ」

「へっ!?」

 シュバルツの言葉に、全員の目が点になる。
 シュバルツは、あくまでも爽やかに微笑んでいる。
 微笑んでいるが─────

 その瞳は、完全に据わっていた。

 つまり彼も、相当怒っていたのである。

 以下は、ブチ切れた忍者同士の、冷静な会話をお楽しみください。
 なお、発言がたいへん物騒なので、ガイドラインに従って自主規制音を入れさせていただきました。かなり読みにくくなってしまったことを、ここに深くお詫びを申し上げます。

「それよりも(ピ───)を(ピ───)して、(ピ───)した方がよくないか?」

「ひっ!?」
 あまりにも物騒なことを言われて、固まってしまうイワンコフ。それに対してハヤブサは、「ああなるほど」と、頷いていた。

「確かに、(ピ───)を(ピ───)して、その上に(ピ───)をした方が、効果が上がるか………」

「いや、もう少し(ピ───)を(ピ───)した方が、こいつの身体には効くんじゃないか?」

「そこから(ピ───)して、(ピ───)する手もあるな……」

「えっ? 人間の肉って、そんな風に捌けますか?」

 忍者二人の会話に、シェフまでもが加わってくる。

「いや、さすがに人間では、まだ試したことはないが………熊や猪だったら、そうやって捌くと旨味が出るな」
「そうなんですか……。なるほど………」
「(ピ───)を(ピ───)してから、(ピ───)して………」
「(ピ───)したところに、塩を揉みこんで………」
「いや、その前にひと手間かけて、(ピ───)をした方が………」

「あの、すみません」

 姫に声をかけられて、男たち3人は、会話を止めて振り返った。
「どうした?」

「いえあの…………そろそろ、許してあげて、いただけないでしょうか……?」

「えっ?」

 きょとん、と、目をしばたたかせる男たちに、ナディール姫は気の毒そうに、イワンコフの方を指し示す。

「あの方………気を失ってしまってますので………」

「……………!」
 男たちがイワンコフの方に視線を走らせると、彼は口から泡を吹きながら、白目を剝いて倒れこんでいた。

「たしゅけて………。食べられりゅ…………」

 彼の、うわ言のような小さな声が、厨房の中に哀れに響き渡っていた。

「おい」

 ハヤブサが、イワンコフの襟首をつかんで、彼を起こす。
「ひぃっ!?」
「気が付いたか?」
「ひいいいいいいっ!!」
 イワンコフは、ハヤブサから逃れようと必死に足掻く。だがそれは、徒労に終わっていた。
「お前、今度姫に無礼な口をきいたら、どうなるか分かっているんだろうな?」
「も、もう絶対にそんなことは言いません!! だから助けて!!」

「ハヤブサ様………!」

 ナディール姫も、必死にハヤブサを見つめながら、首を横に振っている。ハヤブサは、やれやれ、と、ため息を吐いた。
「よし、じゃあ、お前が知っていることを洗いざらい吐いてもらうぞ。隠し立てすると、どうなるか………分かっているな?」
 ハヤブサの言葉に、イワンコフはこくこく、と頷く。
「よし」
 ハヤブサはそれを確認すると、ようやくイワンコフから手を離した。

「では聞くぞ……。お前はだれの指示で、この細工を実行した?」

 イワンコフが落ち着いてから、ハヤブサが問いかける。イワンコフは勢いよく口を開いた。
「ち、直接えらい奴と話をしたわけじゃねぇ!! ただ、依頼主はシロア国の奴だと言っていた!!」
「シロア国!?」
 ナディール姫が、はっと息をのむ。
 シロア国とは、ユリノスティ王国の近くにある大国で、豊富な資源と資金力を背景に、たびたび近隣諸国の国境を脅かしていた。ユリノスティ王国にも当然、その圧力はかかってきていて、父王の時代から、シロア国の属国になるように、たびたび要請されてはいた。
「我が国には、我が国の誇りと伝統がある。申し訳ないが、どこの属国にもならん!」
と、父王はそう言って、それをはねのけ続けていたのだが。
「………………!」
 父王が倒れ、自分も亡き者になってしまえば、幼いノゾムと王妃では、シロア国の圧力をはねのけることはできないだろう。それどころか、そのごたごたに乗じて、この国の自治権を完全に奪い取ってしまいかねない恐怖を感じた。
「……やっぱり、シロア国の奴らも……! そこの女が目障りなんだろうよ!!」
「へ〜〜〜〜」
 イワンコフの言葉に、シュバルツが妙に軽い声で反応する。その声を聴いたイワンコフは、縮み上がっていた。
「ひいっ!! 俺じゃねぇ!! シロア国の奴らの意見だ!!」

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